深夜の小音量再生( CD偏)
CDは鳴らない、良い音はしない、個人的にずっとそう話し、また実際に思って来ました、でもそうではありません、残念ながら、総てのCDがそうではありませんが、CDは上手く鳴ります、それは綺麗な力のある電源とケーブルです、過去に鳴らない、つまらないと思っていたCDをあえて今夜は小音量で聞いてみたくなった。
なぜそんな事をしたくなったのかであるが、最近リッツ線実験をしてから、細かい音が小音量でも再生出来る様になってきたからである、今日作ったツィータースタンド(黒檀)とその置き台(チーク)も鳴り方に関係してるのは間違いないようだ、それは何故か?スタンドそのものの響きと、決定的なのは、しっかり据える事で水平が保てるからではないだろうか、なぜそれが大切なのか?再生周波数が高いユニットほど指向性が強くなるからだと感じる、なので出来る限り正確に置きたい。
私のCDプレーヤーはマランツCD-72aである、バリアブルと言う端子にケーブルを繋げると、リモコンで音量が調整出来るのである。
今のマランツは、もうリモコンの音量調整は出来なくなったが、本機は出来るのだ、私のスピーカーはJBLの4560を中心としたオールホーンシステムなので能率がカタログデータ上は、100dBを越えている為、普通に繋げては深夜の小音量再生にならない、しかも音が良く非常に助かる機能だと思う。
以前と違うのは、音の総てであるが、特に高域である、いくらボリュームを絞っても細かく奧深く聞こえるシンバルの音てある、ドライバーと倍音で上手く繋がったのだろう、重低音もしっかり同じ比率で鳴るようになったのである。
私のツィーターはコーラルのH-105である、能率は108dB、私は5000Hzでカットして固定抵抗でマイナス12dB絞ってある、ドライバーはJBLのLE-85で、能率は同じ108dBである、ハイを5000Hzでカットして同じマイナス12dBで、かなりおとなしめの設定をしている、それから鳴っている音とは到底思えない。
ピアノの音がリッツ線になり、太くなったのである、嫌らしく太い鳴り方ではなく、ちゃんとしたピアノの音と言った方が良いのかも知れない。
しかし新しいCDプレーヤーは酷い音だった、音楽をつまらなくしてしまう、多分この部屋の電源事情もあるのだろうが、とにかく何を聞いてもただ綺麗なだけで人工的で面白くなかった。
それにしても今日は、今までで一番音の良いCDを聞くことが出来た。
CDの音には奥行きなんかないと思っていた、平面的なのだと思っていた、自分の努力に、また何より何時もそれを黙ってさせてくれている家内に感謝である。
本当に蚊の泣くような小さな音にしてもそのバランスは全く崩れない。
私はやっとリッツ線を認めた。
早く、防音された静かなリスニングルーム出来ないかなあ?そしたらもっとこの差が分かるのに。
またボヤいてしまった、今夜は、ららばい。