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さよなら2012年

私にとって今年一年は、今までにないくらい激変の年であった。去年八月からの計画であった実家建て替えの為の住宅ローンは、結局一番安い金利で融資がOKとなった。個人的には総合的にとても良い一年だった。

我ながらいつも最後の最後はついてる、運に強い、そう思う。一件目にローンが通った銀行は、狙っていた金利よりほんの少し高かった。しかし我々夫婦はそれでも良いと思っていた。

フラット35すら二回も審査落ちしたからだ。審査の甘い機関など嘘っぱちも良いところだ、どこにもない。

結局それで、なぜローンが通らないか分かったのだが。

しかし、更にもう一軒の銀行が融資の誘いをかけてきた。月の支払いが三千円も安くなる。年間で三万六千円の違いになる。

これは馬鹿にならないと思い、担当者のお話を聞き、検討したうえで、前の銀行には少し申し訳ないが、申し込んでみた。結果はあっさりOKである。

我々はその時、銀行は担当者レベルで、対応が全く異なるのだと知った。OKとなったその銀行は以前、剣もほろろに断られたのだ。

だから今、住宅ローンで苦戦されてる方、諦めないでほしい。とはいっても金融会社と過去に事故をおこした方は、解決してから最低七年はローンは組めない。いや十年かな?

しかし、ローンが通らないのは、何も貴方の個人情報だけが問題な訳でない事が多い。絶対に貴方の知らない審査に引っ掛かる何かがあるのだ、それを探ろう。

建て替える土地が、広い道路に面してないとか、目の前の道路が、他の人の名義になってるとか、融資の担当者があまりやる気がないとか、色々な問題があるからだ。

現に私達夫婦は四回の審査に続けて落ちても、結局は通ったのだから。

正直駄目だと思った。夏の暑さと共に、額には脂汗がいつもにじみ気力と体力を奪った。

大地に足がつかない、いつもそんな日々だった。来週、来週、また来週、ずっとその繰り返し。うんざりした。

そして実家の両親までもが、遂に逆ギレ、本当に苦しかった。しかしただ独り、家内だけは全く諦めなかった。女性は強い。

ローンが通ってからの事だった。急にものが私に吸い寄せられる様に集まってきた。ConcordのレコードやTechnicsのツィーターEAS-9HH42である。今までどんなに探しても集まらなかった。やはり、実家を建て替えて良かったのだ。そう思う。

私にとって前半は苦しかったが、諦めなかった家内に拍手と感謝をのべたい。

いよいよ第六番目の時代が訪れたとTVでやっていた。調和とハーモニーの新時代が来るらしい。2013年、平成25年はどんな年になるのだろう。やっと政権も元に戻った。新築の家と共にワクワクするのである。

ありがとう2012年、そしてさようなら。

ではみなさん、良いお年を。

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