JOE VENUTI AND GEORGE BARNES・GEMS
1975年(米)Cnncord・CJ-14
Joe Venuti-violin
George Barnes-guitar
Bob Gibbons-rhythm guitar
Jake Hanna-Drums
Harb Mickman bass
この様なメンバーである。
当然主役のベヌーティーとバルナスが目立つのだが、中でもバルナスのギターの音はアコギではないが、普通のジャズギターの音と違い、リバーブのかかったブルーズギターに近い。こもらずにパキッとしていて小粋で私は聞きやすいと思った。
しかし、Concordの録音のせいもあるだろうが、ベヌーティーのヴァイオリンの音は本当に素晴らしいと思う。見ていたら多分マジックの様なのではないだろうか。宙に舞うようで変わった素敵なヴァイオリンの音だ。
しかし、Concordのレコードは色々編成が多彩だ。何を聞いても自由で面白い。私はConcordをたくさん聞くようになって世界が広いのをはじめて知った。
はじめはブルーノートやプレステージと違い、刺激が少なく、正直つまらなかった。しかし、本当はそうではなく、こちらの世界が狭かったのだと分かった。そして、それ以前のオーディオの調整が間違っていたことも。
音も1950年代とは全く違う。Concordはすべてハイファイ録音である。ピアノの音もベースもバスドラの音も桁外れだ。
いつまでも古いジャズばかり聞いてても何にも変わらない。古いジャズも時には良いけど。やっぱり今は優れた録音を常に聞いていたい。
ConcordのCJ-14を見つけたら、購入してみて欲しい。貴方のオーディオも私のJBLの様に調整が変わるだろう。