"Warm Breeze" COUNT BASIE AND HIS ORCHESTRA
1981年(米)PABLO D2312131 DIGITAL録音のレコードです。
数あるカウントベイシーのレコードの中で、一番低い音階の強烈なバスドラの音が入っているレコードだと思います。
このバスドラの演奏のし方は、強くキックを踏むのでなく、軽く当てる事でバスドラの革がたわみ低い音階が鳴るものと思われます。なので弾くミュージシャンの腕が試されると思う。
どんなオーディオシステムでもそこそこ迄は鳴りますが、更にその下の大きなスーパーウーハーを上手く鳴らしたような、引き締まった空気感の様な音階があるのです。
このレコードには、その音が録られ入っています。同じPABLOのカウントベイシーのレコードでも入っているのはこの一枚だけです。
最近のCDですと、マンハッタンジャズクインテットのV・S・O・Pにも似たようなバスドラが録られています。
話しはベイシーに戻ります。ウォームブリーズは演奏もお洒落で落ち着いていて聞きやすいと思います。
日本盤ですと音は若干ボケますが、演奏はやはりピカ一です。オーディオやるならヘンデルのメサイアと並び、絶対に持っていたい一枚だと思います。
これだからオーディオはやめられない。ライヴでこの音階は、この様には聞こえません。