THE PHIL WOODS QUINTET・BOUQUET
1987年(米)Concord CJ-377
PHIL WOODS-alto saxophone&clarinet
HAL GALPER-piano
STEVE GILMORE-bass
BILL GOODWIN-drums
TOM HARRELL-trunpet&flugeliorn
フィルウッズは確かに有名だ。しかしこのレコードは奏者一人一人総ての演奏とトータルで、録音が抜群に秀でている。
レコーディングエンジニアはなんと日本人である。Hatsuro Takanamiとなっている。リミックスエンジニアはPhil Edwardsだが、やはりマスターが大切だろうと思う。
しかし、たくさんのレコードを私は聞いてきた。ジャズの中では多分このレコードの録音が一番だと思う。このレコードが大した音で鳴らなかったり、うるさくなるようならば、間違いなくシステムのどこかに問題がある。これは我が家だけに限らず、どこにこのレコードを持参して聞いてもこのレコードが上手くならないオーディオシステムは、必ず不備が見つかった。
その位素晴らしい録音である。どこの何がでなく総てが見張らせるかの様な。一切隙のない録音である。
楽器の定位の仕方、その大きさ。奥行きや広がり。低音の量とのび。何をとっても素晴らしい。
このブーケもなかなか出てこない。見つけたら奇跡だと思う。銀行に走ってでもその場で即、購入すべきである。
(米)Concord CJ-377は奇跡のレコードである。日本盤では駄目です。