気違いに刃物
天は私に、この部屋を与えてくれた。気違いに刃物、正にその通りとなってきた。
今日Aurex Jazz Festivalのアナログ盤を八目盛りまでボリュームを上げて聞いてみた、物凄い爆音であるがうるさくならない、もう止められない。ウエスタンスピリッツのアンプはCROWNである。プリがIC-150AでパワーがDC-300Aである。
物凄い迫力と空気感である。そして、全くうるさくない。典型的なアメリカンサウンドであると共に、世界中の録音スタジオで標準的に使われた名機である。
一度、周りを気にしないで、スタジオの様な大音量で聞いてみたかった。
やはり、アナログの音は素晴らしい。どんなに頑張っても残念ながらCDやネットワークオーディオで、この音にはならない。
存在感と次元が違うのである。楽器ではなく人がそこにいる、この雰囲気は独特な世界である。
私は若い頃からレコードをとても大切にしてきた、おかげでプチノイズがほとんどないのである。
マンハッタンジャズクィンテットをはじめとする最近のCDは些か録音で異様な低音を作りすぎである。音像が大きすぎる。
不自然極まりない。
音と言うのはもっと柔らかいものである。アナログは鋭い音を鳴らしながらも、うるさくならない。
CDは音が人工的である。
色々聞いてきたが、オーディオはやはりアナログである。
それにしてもこの部屋で私はどれだけ音を追い込めるのだろうか。