オーディオ、中域と高域ネットワークのマイナスのケーブルを交換。
このオーディオブログは、少し前の事を書き溜めて公開している、よって実際はもっと先へ進んでいる。
今回は、ドライバーとツィーター迄のマイナスのケーブルだけを交換した。プラスマイナスのケーブルが離れている為に、先ずは作り易いウエスタン16GA単線を絹巻きして、白い綿の太い糸を巻き付け配線した。
そこもまだ赤黒のスピーカーケーブルだったからである。しかしマイナスは外れてもまだプラスは赤黒のままである。
かなり音が変わるのである。プラスはリッツ線のスピーカーケーブルを作るつもりでいる。
一日休んでからと思ったが、丁度気に入って使ってきたウエスタン16GA単線(この単線はもう絶対に市場に出回る事はない)が右左ジャストな長さで見つかったからである。しかし、お断りしておくが、ウエスタン16GAならば何でもありではない、ウエスタンがないならば日本の1.6㎜фPEW被膜単線をお薦めする。
ドライバーとツィーターのマイナスのケーブルが変わるだけでまるっきり異なるクリアーな強い滑らかな音になった。
当然その違いは低域にも強く影響するのである。ウーハー、ドライバー、ツィーターと別々な考えをする方がいらっしゃるがそれはナンセンスである。
ユニットを単体で鳴らしてみると分かる、単体では全くお話にならない。ドライバーから鳴っていると思っていた周波数は、単体ではモヤモヤした音しか鳴っていない。ツィーターに至ってはチーチーシーシーたまに鳴ってるだけ。しかしツィーターには、低い周波数に余韻やエコー感がある。ウーハーに至っては、これまた腰のないモヤモヤフワフワした気持ちの悪い音しか鳴っていない。
そこにドライバーが繋がると低域がしっかりして、ちゃんとした人の声になり、更にツィーターが繋がると不思議な事に低域や中域までしっかりする。
スリーウェイの鳴り方はそんなものである。フルレンジとツィーターならば、些かその方向は少し意味が違うが、ウエスタンスピリッツはスリーウェイの構成なので例題に出した。
つまりは倍音が繋がると言う事は、音に骨格を作り、とてつもなく素晴らしい事になる訳である。
そしてその帯域バランスと上中下の音圧バランスを聞いてる位置で合わせるのは至難の技である。
だから、いかにマイナスの線だけであろうと、音はとても大きく変化すると思える。
マイナスのケーブルはとても大切である。