電磁波対策シートを外した。
いつも自分の実験結果を覆す様で申し訳ない、しかし答えは出たのである。アルミでは電磁波を跳ね返すだけで、自然に減衰するのを待つだけである。
跳ね返った電磁波は、あまり外に出ずに、また結局、回路の素子に悪さをする事になる。
電磁波は吸収させ、つかまえて減衰させなければ意味がない、つまり鉄(モリブデン)なのであるが、そんなもので機材を囲う事は不可能である。多分、電磁波は吸収できても、その反面、音の鮮度は落ちると推測できる。
電磁波対策実験をやって数ヵ月聞いてきた。たまたま夜中の間に作ったシートが剥がれていたが、それを気付かずに聞いていた。
音がクッキリしていた、システムを見るとCDプレーヤーの電磁波対策シートが剥がれていた。張り直すと音の鮮度が明らかに落ちた。
試しに総て外してみた、音がクリアーになった。そしてMCヘッドアンプもプリもパワーアンプも全部外してみた。
なんの事はない、外した方が音が軽やかである。今回もそうだった、変わったのと音が良くなったのとは全く別のお話しなのである。
張った時は良いと思った。冷静に数ヵ月聞いてきたから気付いたのである。アルミ箔で電磁波ノイズ対策はあまり効果がない、と言う事である。もっと他に優れた方法がある筈だ、今、その実験をしている。
いずれ公開出来る日が来るかも知れない。
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