CDの内部配線交換
少し前ウエスタンスピリッツは、CD内部の接点を外して磨いた。それからどうにも接触不良なのか、CDの読み取りの調子が宜しくない、音も頻繁に飛ぶ。
あまり頻繁の不具合に遂にいやになり、丁度、整理していて出てきた、ウエスタンの銀メッキの0.6㎜単線があったので、これ幸いにと磨いてから端子の穴に差し込んでみた。
オリジナルのケーブルは0.4㎜程の細く柔らかい半田メッキ線だった。なので0.6㎜単線は半田メッキ線より太く固いため、端子に少しきつめにしっかり刺さった。
なんという線か名称は分からないが、オリジナルの配線は、平たいきしめんの様なケーブルでコネクターにまとめられて十本配線されていた。こんな配線が良い訳がないと思い、交換してみた。
ウエスタンの0.6㎜単線7㎝を五本と4.5㎝を五本切り出し、綺麗に光る迄何度も磨いてからエタノールで脱脂して、あるものを施した。
裸ケーブル同士が隣合っているので、ショートしないように4.5㎝、7㎝の順番に長いのと短い線を交互に重ならない様に配線した。
電源をオンしてCD盤を入れた、動作や読み取り速度は格段に早くなった、快適である。
そして、音は驚くほどハイスピードで、滑らかな音質に変わっていた。僅な配線の太さの違いと、太くなり端子にしっかり刺さった事でロスが減ったのか、これ程、音質に変化があるとは思ってもみなかった。
やはり入り口での変化は大きいのである。どんなに優れた方法をもってしても、録音の悪いソフトを上手く鳴らすのは難しい。それと同じである。やはり元(音源)は大切なのを痛感した。
こんな音である。バーンスタイン指揮のビゼーのカルメンを聞いている。格段に増えた、けた外れな奥行きと広がりになり、ツルンとした滑らかな骨格のある中域になった。
低音も附帯音やこもりや歪みがなく素直である。高域はツィーターが繋がってるのに、ドライバー(ホーン)から重心が低くなって聞こえるのである。
今回、音を期待しての対策でなかった、ただまともな動作を狙っただけである。でも凄く聞きやすくなった。
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