オーディオの接点不良
新しく機材をを買い換えたり、新しいケーブルを繋いで暫くは、何かと機材の不具合や接点不良に悩まされる事があります。
しかし、これを解決する方法はなかなかないようです。オーディオとは接点だらけ、とにかく通電しなければなかなか正常に動作しない。
購入して繋いで直ぐにカタログに表記されてる様な高いスペックにはならないものである。
それと昨今どんな高級オーディオでも、殆どが海外製品も含め中国や韓国で製造されている製品が多いと聞く。
昔に比べかなり技術は進歩したのだろうが、それでもかなり半田の留め方が粗悪である、見た目にはしっかり留まってる様に見えるが、細かくチェックしてみると、けっこう天ぷら半田が多い。
それ以前にオーディオは機械なので通電し動作させなければならない。数々の電子部品や基板、そしてワイアーやトランス、本当は、総て最低でも600時間程度のエージングが必要である。
昔販売されたマッキントッシュのパワーアンプMC-1000は、友人が購入したが、半年はまともに鳴らなかったと聞く。
その友人は半年スイッチを入れっぱなしにして、CDをリピートさせ小音量で鳴らしっぱなしにさせていた。
話しは変わるが、とにかくスイッチを入れて頻繁に鳴らしてるシステムの鳴り方にはかなわない。
オーディオは、お部屋の中で、王様の様に扱ってあげないと気分を損ねる様である(笑)
昨日、結線して次の日に片方の音が鳴らないと焦る事がある。しかし故障でも何でもない、その時に焦って安易に接点復活剤などを使わない事である。
接点復活剤は一旦使うとなかなか落とせなくなり、逆に時間を経て端子を浸食し、後に本当の接点不良の原因になる可能性がある。
新たに繋いだ接点は、いかなる優れたものでも、なかなか電気的にシックリ馴染まないものである。
オーディオは接点とハムと低音再生との闘いである。これは、高級品をお使いになる以前のお話である。
なのでウエスタンスピリッツは、色んな方向から全体を見つめ、接点をしっかり留めて減らし、エネルギーロスを減らしてきた。今のところ半田で留めるのが、熱を加える為、色々賛否両論あるとは思うが、一番の端末処理と考える。
現にウエスタンスピリッツサウンドは、色々な方のシステムを聞いてきたが。他とは圧倒的に異なる鳴り方をしている。これは個人的な錯覚や、自慢ではない。こうなっと真実を呟いている訳である。
それが総て上手くいったかどうかは別として、どこのシステムの音と比べても圧倒的な差である。
ウエスタンスピリッツサウンドを聞いて、細かくご指摘される方は少数いらっしゃるが、私はこの鳴り方が好きである。
ある程度、上手く鳴ってきたと思えたら、接点を減らししっかりさせる努力が必要である。満足してとまっていては進歩がない。
上手く鳴っていると思えた音は、実はそうではなく、更なる先がまだまだある事に気が付く筈である。
これが究極など実際は何処にもなく、オーディオに終わりはない。
貴方の機材はまだまだ鳴る、ただ、実際に本当にハイレベルで鳴っている音を聞いた事がない為、目標が低く、分からないだけである。
実に様々な考えがあるだろう、それも総て認めよう。しかし、実際に話された方のシステムの音を聞いてみても、話された様には鳴っていない。それを何度も経験した。
オーディオは結局、接点の数と、接点不良との対決である。その為に機材を人よりも多く使い再生し、端末処理をしっかりさせる事も大切である。
そんな事分かっている?ならば、何故貴方のシステムはいつまで経っても理想の音質にならないのか?機材の優劣ではない、これが答えである。
自分が過去の経験で変に凝り固まって、正確な答えを出せない。そして、何にも分かっていない事を素直に認めよう。先ずはそこからである。こんな事を書いてる私もまだまだであるが、もっと細かく見えて来る筈である。
早く気付く、そして早く正確に対処する、これが大切ではないだろうか?ある日、何かを施したら偶然に良い音になった?そんな事は絶対にない、これだけは確かである。もしも、本の少し良くなったら、何故?と考えよう。そして、正確な答えを探そう。
ウエスタンスピリッツはまだまだであり、日々その連続である。これからもずっとスタンスは変わらない。