CD盤
アナログからCDに移行して久しい。
最近大型ショップに行っても、在庫を絞っているのか、買いたいCDが全然揃っていない、注文しようと調べてもらうと、絶盤になっている。
かなりの名盤が絶盤になっている、みなさん調べてみて下さい。
ジャズならばスコットハミルトンやLA4など、店に行っても何にもない、私の地元はスパイロジャイラすらなかった…プルーノートやビーナスレーベルなど本当の定番しかない。
レコードがなくなってから、音は少し落ちるけどCDで代用して聞けた、今はそれすらない、何にも買う気がしなくなる。
これは嘆かわしいことだ、それと輸入盤が殆どなくなってしまった、一時はジャズ等からOJC等の復刻盤がかなり揃って出ていた、クラシックも殆どが輸入盤と国内盤があった、今は全くない、このままではオーディオ自体もつまらないものになってしまう。
何でもそうなってきたような気がする、世の中に拘りがなくなってしまった、今の若い子達に個性とやる気を私は全く感じない。
洋服を買いにいっても、ズボンはももひきみたいに細いのばっか、私はあのスタイルが嫌いだ、ネクタイもつまらない、何をみてもたいして代わり映えしない、外食産業もそうだ、何処へ行っても大手の牛丼やファーストフードやファミレスばかりで、昔からの看板掲げてるような個人でやってる美味しい店がほとんどない。
先日久しぶりに新宿歌舞伎町へ行ってきた、驚きだった、駄目だこりゃあ!もう何にもない、時代に乗り遅れ何かを勘違いしたホストのお兄ちゃんが目をギラギラさせながら二、三人でガードレールに座って煙草を吸っていた、どうなんだあ歌舞伎町は?と私は聞いてみた。
、だめっすよ!ぜんぜんだめっすね、もうここは夢がなくなっちゃいましたあ。
もう歌舞伎町は面白くないっす。
って頭をかきながら答えてくれた。
でも頑張れよーって私が言うと。
ホストのお兄ちゃんは笑顔で、うぃーっす!と答えた。
もう何にもない、私はそう感じた。
1980年以降、日本の景気は物凄かった。
あんな時代がずっと続くとは思ってなかったが、あっと言う間に弾けてしまった。
それにしてもここ二、三年いったい何があったのだ、確かに道を歩いていてガラの悪いのに、裏に連れていかれ、殴られたりお金をとられたりすることはなくなった、そのかわり全く平和ボケで無気力な時代に私は感じる、何をやっても平均点、大手のレコード会社もそうなってしまったのか、秋葉原の石丸がソフト館を閉めた、あの辺りからもう崩れて来ている気がする。
店に行っても詳しい店員がまったくいない、情けない話し、欲しいものを探すのはネットオークション位しかない、ネットオークションが年間どれたけの売り上げがあるか大手のソフトメーカーは気にしないのだろうか。
たくさん作ってもデッドストックになり動かないのだろうか?
私は基本的に人の使ったものは使いたくない、仕方なくオークションも利用するが、100パーセント満足した商品はなかった。
やはり本物ならば高くても新品で買いたい、それがみんなの本音ではないたろうか、私はそうであって欲しいと心から願っている。
しかし、また別の何かがひそかに動き出そうとしているのも確かだが…
もう少し何とかならないものだろうか。
今は何でもあり。
裏をかえせば何にもなし、そんな気がしてならない。こんなんではオーディオが再び栄える事はなさそうだ。
最近のオーディオもつまらないと私は思う。
一部の商品を除いて特長が全くない、みんな細長いスピーカー、定位は良さそうだが、見るからに低音が出なそう。