更に高嶺へ
最近少し寒くなって来たがウエスタンスピリッツはまた色々動き出しています、今まで個人的な目標はずっとリッツ線の端末を総て導通させる事だった、しかしそれがどうしても出来なかった、それが叶った今少し燃え尽きた感覚に陥ったが、まだ最後にやってみたかった事がある、半田の質や内皮や外皮の素材であると思う。
みなさんも気にしていると思われる半田自体の音やその質の違いではないだろうか、色々語られて来たがどの半田を使えば良いのだろう?、それ以前に本当に半田で音はそんなに変わり本当に音質は改善されるのだろうか?、そのこたえをビンテージも含め半田は実にたくさんの種類があります、みなさん知りたいのではないだろうか?私も知りたかった、確かに疑問が個人的にもありました、ウエスタンスピリッツのケーブル作りにも関わって来るとても大切な事になります、ウエスタンスピリッツは世界中(総てではありませんが)の半田を所有しております、しかし今は日本製の半田を使用しております、特種なものでなくいつでも購入出来て使いやすく音質に優れた半田を探してみたい、本当に今のまま日本製の半田で良いのかそう思った。
しかし家内はこう言った『素晴らしいケーブルが完成したと言う事は、今までに購入された方やモニターされた方々の為に貴方が更に優れたケーブルを作らなければならない、貴方はお客さんではない貴方がオーディオケーブルの主役だ、二度と同じミスを繰り返さないようにもっと時間をかけ検証試聴をする必要がある、それが貴方に課せられた責任のとり方じゃないの?』との事だった。
確かにごもっとも、進歩とは言え今までに購入された方やモニターされた方には誠に申し訳ない事をした、心からそう思っている、しかし言い訳になりますが『常に進歩を』と願って来てどうしても出来ないと思っていた事が現に出来てしまったのです、本当に誠に申し訳ない。
しかし『これで良し』そう決めてウエスタンスピリッツはやって来たのです、しかしずっと悩んで来たことが解決してしまった『まさかこんなにあっさり出来てしまうとは私も思ってもみなかった、この先をどんなに考えてみても、もう最後の所まで来たのは間違いないだろう』個人的にそう思うがまた次の扉が見つかる予感も確かにあるのも事実です。
そして更なる外皮の答えも既に答えは出ていた気がしています、後はそんなに大きな変化はもうないだろうあっても好みの範疇にとどまる、そう思います、その端末処理の方法は公開しないが剥離剤ではない、呼び半田でもない、思い付いた事は総べてためしたが全く二種ポリエステル皮膜には歯が立たなかった。
私のリッツ線の端末剥離の理想は剥離剤で総てが剥離できる事だった、0.12ミリ皮膜単線を108本が束になった細いリッツ線は、どんなに先をばらしてみても皮膜が二種ポリエステルになっている為、多分中まで剥離剤が染みこまない為どうやっても剥離は出来なかった、しかし剥離剤は素線を傷めないため理想の剥離の方法です、因みにポリエステルやポリウレタン皮膜ならば剥離は可能であるがポリウレタン皮膜のリッツ線は存在するが皮膜が弱くシールドとショートしてしまう、そして何故だかポリエステル皮膜のリッツ線は存在しないのです、単線は存在するのに、それで二種ポリエステル皮膜に決定したわけですが、結局それが上手くいかない原因になってしまっていた訳です。
それが出来たと言う事は完成を意味します、測定器で測っても目視で見ても、実際音を聴いてもとても素晴らしいケーブルが出来上がった、変な言い方になりますが正に快感である、しかしその総べてを書いてしまうと世間で販売されてるインチキケーブルのような文章になってしまうが、それは事実です。
半田の事や内皮や外皮の事を今色々試しています。
次回やった内容をご報告する予定です。