JBL 4560BK
カタログでは60ヘルツから800ヘルツまでを再生とある、確かに音を遠くまで飛ばす為に、そのような構造になっている。
ウーハーの真後ろにある板との距離が殆どない、しかしその距離が少ないから空気がバネのようになり、弾力性のある弾んだ音が前に出る。
前はフロントロードホーンがかかり、250ヘルツから800ヘルツまで6デシベルの能率を稼げるとなっている。
そこがえくぼになり仇になっている、なので低い低音域が薄くなって聴こえるのである。
しかしカウントベイシーなどのビッグバンドを聴いた時、レンジの広いスピーカーでは絶対に鳴らない、楽器本来の独特で素敵な音を聴く事が出来る。
そしてトータルで帯域バランスがとれた時、ジャンルを選ばず何でも聴けるようになるのです。
でもここまで鳴らすのは正直、至難のわざでした「何が分からないんだか分からない」これが正直な感想でした。
正直4560BKは、並みの知識と努力で鳴らせるほど、簡単な代物ではありません、ならば余計な事をせず堂々と鳴らせばいい、私はそう思いました。
車でも釣り竿でも同じです、理解されてない方が、使い方を間違えると二束三文の価値にしかなりません。
しかし私も今は理解しましたが、何にも知らずフォルムに憧れ購入しました、当然、思い描いた低音はなかなか鳴りませんでした。
まだまだではありますが、何とか四十年かかり思い描いたように鳴りました。
しかし私は、更にこの上の鳴り方があると確信しております 。
JBL 4560BKは、生きてる限りずっと私の友です。
そして常にウエスタンスピリッツの原点であり、鏡でもあります。