ヤバいっ!マジ間に合わない
本日、無事、リニューアルオープンいたしました。
今後とも、ウエスタンスピリッツをどうぞ、宜しくお願いいたします。
さて。
今だから言えますが、リニューアルオープンに向け、ケーブルの最終チェックをしていた、どーにもスピーカーケーブルが気にくわない。
出来上がったスピーカーケーブルは、ヨボヨボでしまりがない、それ以前にカッコ悪い。
私は顔面蒼白「どうしよう?」ショックのあまり、まともに階下に降りても行けず、何とか降りていき家内に伝えた。
「今回はスピーカーケーブルの公開は中止だ」家内は、はいっ、分かりました、と言ってはくれたが、その夜、二人で色々考え、意見をだしあった。
これが、11月3日(土)の話である。
マズい…、もう間に合わない…。
プロとして誰が使うか分からないものを、今のままの状態で商品として世に出すのはとても難しい。
何故、このような、どーにも気に入らないという状態になってしまったのか、最近は以前、当たり前のように手に入った素材が、簡単に手に入らなくなった為である。
例えばスピーカーケーブルのプラスとマイナスを束ねる(ハーネスの紐)蝋引きの紐である。
今も似たようなものが確かに同じメーカーで存在するが、取り寄せてみても、以前より蝋が少なく、上手い具合に引き締まって結ばさらないのである。
何か工夫が必要になるのか、自分が慣れなければならないのか分からないが、なかなか悩ましい。
しかし日曜日4日、家内からの救いあり、何とか希望の紐を素材屋さんで妥協なく見つける事が出来た。
前日、家内は、行き詰まった私にこう話した「凝り固まったものを一旦、頭から切りはなそう、なぜなら総ては応用だから」確かにそのとおり。
しかし、その素材を広い店内から探し出してくれたのは、今回もやはり家内だった(笑)
私は、もう、ただ笑うしかなかった
帰宅して早速、仕入れた素材でケーブルを作ってみた。
「これだっ!」昨日出来上がったものとはまるで違う、綺麗な仕上がり、その精度、見た目の美しさ使いやすさに納得。
家内よ…何時も何時もありがとうございます。
私は何時も物を探すとき、同じ形になったものしか探さない癖がある、全く違う売り場に違う形となって更に上のクォリティーのものがある、今回それを思い知らされた、己の心の狭さを知った。
私は造る側なので、妙な根拠のないプライドがある、家内はいち早くそこに気がついていたのだ。
さあっ!いよいよウエスタンスピリッツはスタートです、今更考えても仕方がない。
優れた音のケーブルを造るのみです。