リッツ線の被膜の種類

私が今回特注したのは、二種ポリエステル被膜(被膜が強い)のリッツ線です。

その前は被膜がポリウレタンです、熱やこすれに弱く、作ったケーブルがたまにショートした、当然、被膜の種類で音も違います、音はポリエステルが上です。

以前、ポリウレタン被膜のリッツ線を注文するときに、リッツ線屋さんに伺いました、すると一種ポリエステル被膜のリッツ線は存在しないとの事、どこの線材屋へ行っても取り扱いがなかった。

そして何故だか、その理由すら分からないとの事でした「何故作らないのだろうか?」不思議ですが 、ないものは仕方がない 。

0・.12ミリのポリエステル被膜の単線は、相当数所有していますが、108本切り出すには、大変な精度と労力と時間を要します、しかしロックリムーバーで剥離可能です。

以前はそれで実験してましたが大変ですし、かなりの値上げをしなければならない為、断念したのです。

当然、私は剥離剤からのスタートなので、ワイラグ端子や様々なものも剥離して試しましたが、音が駄目でした。

スイッチクラフトのピン端子はかなり長い間、熱を加えますが、インピーダンスは何本作ってもしっかり揃いますので、大丈夫です。

これがスピーカーケーブルの端末を半田した理由です。

そこに行き着くには時間と作業の仕方やしっかりした道具が必要で、総てやってみて答えを出してる訳です。

半田で剥離したスピーカーケーブルは間違いなく音が良くなりました、今聞いてますが素晴らしいと自負しています。

そして昨日、今年最後の仕事、世田谷のSさんのピンケーブルとスピーカーケーブルを繋いで来ました。

その場所は床屋さんで、まだお客様がいらしたので、繋ぐ前に一時間程聴いて音質を掴めました。

ケーブルはピンケーブルがベルデン、スピーカーケーブルケーブルがウエスタンの16GA(赤い被膜の捩り線)でした。

高域は良かったのですが、全体的にのび切らず、耳に絡まるような解像度の低い感じでした。

「かなり改善されるな」確信しました。

オーディオ機器はかなり高い所に設置されているので「私は慣れてるから自分で繋ぐ」と言われたのでお任せしました。

その前に頼まれていたので、検電ドライバーで検査すると、案の定、屋内配線が間違えていました。

しっかり合わせて繋ぎました、ここも音に影響します、そして配線が終わり、レスター・ヤングをかけていただきました。

やはり初めは変な音でしたが、15分位でケーブルが起きて来ました。

しかし時を待つことなく、いきなり力強い穏やかな音と共に、耳に絡んでいた音はきれいさっぱりなくなりました。

「全然違います」とSさんは感想を言われました、スピーカーケーブルの端末を半田したのはやはり良かったのです。

10曲程聴かせていただき我々は退散しました、聴いた中で女性ヴォーカル(アンバートン)のイーグルスのデスパレード(ならず者)をカバーした曲が再び私の胸を撃ちました。

今のところ、この仕事が今年最後の仕事になり「オーディオケーブルを仕事にして良かった」と思います。

何よりお客様のお顔がパッと明るくなり、こちらも元気をいただけます。

Sさんのオーディオシステムとは、今流行りのネットオーディオです、店舗のBGMとしては最高級の音になったと自負しております。

ある程度の音量でも、極少音量でもしっかり聞こえます、これはなかなかありません。

Sさんお疲れのところ、お時間さいていただき感謝いたします、そしてありがとうございます。

また年内に髪を切りに伺います、その時は宜しくお願い致します。

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