アンプジラとテァドラはセットです
テァドラとアンプジラはセットです、テァドラはローインピーダンス出力(600Ω)で、アンプジラはハイ受けになり1.6ボルト/75キロオーム、これが後にとても重要になるのです。
CROWN等もそうです、一般的にどこのメーカーのプリとパワーアンプを合わせても平気な事になっていますが、それは違います。
数年前の事ですが、まだ中古のパイオニアのチャンネルデバイダーを使っていた頃のお話です。
機材は総て中古を使っていた頃、NIKKOのM‐204が頻繁に壊れるため、修理に出してる間、アンプジラをウーハーに繋げた事がありました。
他のパワーアンプは、総てM‐204でした、そこに繋いだアンプジラは低音が全く鳴らないのです。
色々繋ぎ換えて分かりました、マルチは総てが同じパワーアンプで揃ってないと同期しないのです。
アンプジラを外し、再びM‐204をウーハーへ繋ぎ換えると低音はしっかり鳴るのです。
そしてパイオニアのチャンネルデバイダーも、ツィーターの出力が経年変化で接触不良でプチプチノイズが出だしました。
そして流石に嫌になり、捨てる前にもう一度、ネットワークへもどし、テァドラとアンプジラを繋いでみたのです。
話すまでもなく、本来の力強いGASの音を聴けとても感激しましたが、次第に次々に全部壊れていき。
イシノラボヘ辿り着き、マルチシステムを、細かく指定して注文したのです。
総て完成するまでに半年かかりましたが、総てのユニットが同期する音を初めて聴きました。
以前から分かっていたのですが、プリとパワーアンプは、同じメーカーの同じクラスで揃っていないと全く同期しないのです、パワーアンプも総て同じ型番で揃ってないと同期しません。
よく世間にある間違えたマルチシステムのやり方、ウーハーだけパワーの大きなトランジスターアンプ、ドライバーやツィーターはパワーの少ない真空管アンプ、しかもプリは縁もゆかりもないマランツ7、これではならないのは明白です。
今の私ならば聴かなくても分かります「鳴らない」と。
マニアのシステムはほとんどがこのレベルなのです。
完璧に揃っているとしても、独特な帯域バランスになっている、つまりセンスがないのです。
わたしは苦しみましたが、位相も含め、このへん徹底的に追求しました。
そして思いました、総てが同期した音とは、長い間聴いていられ、鳴らないレコードやソフトがないのです。
みなさん…分かっていない事を分かって下さい。
ウエスタンスピリッツは、ここから総てが始まったと言っていいでしょう。
みなさん世間的有名な方のアドバイスしか聞かない、つまりブランド思考、世の中には凄い音を鳴らし、どこの雑誌にも載らず、ニンマリ音楽を楽しんでる方もたくさんいらっしゃると思います。
ただそのような方に限り、人に助言などはしないのです。
ただどう使い、どう理解するかはあなた次第。
今三年程前に知り合ったMさんと言う方が、私の話を理解し努力している。
これからがとても楽しみです。
本日の珈琲はマンデリンハニー、旨味が濃厚で目が覚めます。