還暦に
私も遂に還暦になりました、つまり六十歳、世間的には勤めあげた会社を退職する事になりますが、私は自営なので自分で引退を決めることが出来ます。
しかし色々ありました、家内と所帯をもった事、父を介護し病院で看取る事が出来た事、今は母も施設へ入り四人で暮らそうと建てた家も越してきて六年経ちあちこちいたんで来ました。
家内と所帯をもってからずっと賃貸マンション暮らしでしたので、住み始めた頃総ては未知の世界に感じました、とても気に入っています、総て注文して建てた家なので嫌なところがありません。
でもその時はまだ父も母も健在だったので、トイレの位置だけ思い通りにならず、クローゼットの奥行きが足りず少し不満。
でも初めて建てた家にしてはほぼ満足です、それにしても四人で暮らす筈だった家に今は家内と二人、我々が二階三階父と母が一階でした、階下へ降りて行ってもガランとしていてもう誰もいません、あるのは毎日二人が並んで座りテレビを観ていたソファーと、テーブルと仏壇があるだけ。
そして主の居ない母の部屋があります、誰もいなく白けていて寂しいものです、しかしまた何気ない二人の生活が戻った、そんな感じです。
色々ありましたが自由奔放に生きてきた割にはジェットコースターのような人生でしたが楽しかったです。
しかしまだオーディオでやり残した事がたくさんありますが、少しずつやっていきたいと思います。
父の寿命を考えますと、私も後二十六年位の人生が残っている筈、色々楽しみが残っています。
『若い頃に戻りたい』よく聞く言葉ですが、例えば戻れたとしてそこからやり直しても多分同じ事の繰り返しなのではないか?最近そう思います。
ならば色々重ねてきた今の方がいい、私はそう思います、しかし過ぎてみるとあっという間でしたね。
還暦になりました、色々考えましたがやはり誰かに必要とされる生き方をしたいものですね、それには健康である事です