荻窪の櫻井洋一さん来訪
今回で三度目のご来訪である、オールスピリッツケーブルになったので、ご試聴をお願いしました。
去年初めて聴かせていただいた時は、あまりの音に正直驚いたと共に、自分には絶対鳴らせないと思った、私はもうGASのテァドラもアンプジラも所有していない、あったとしても鳴らせないのは明白である。
私よりちょうど十歳、年上なのだが、音と年齢は関係ないと思う。
もっと歳の離れた方のオーディオシステムもたくさん聴いてきたが、櫻井さんのステムや音や、オーディオに関する考え方がまるで違う、しかし何方もシステムだけはご立派だが、そのレベルに達していのが現状、なので比較の対象はないのです。
そして私の事も誰よりも理解してくれております、去年からご自身のシステムの件で悩まれていたこともあり、それも解決したようだと昨夜ご連絡が来た。
厳しいご感想や、色々お話を聞きたいと思った。
櫻井さんはジャズしか聴かない、色々聴かれてきて「ジャズこそが人間性のある音楽だ」そこに行き着いた極稀な方である。
しかし他のジャンルも、歴史ごとしっかりご理解し、その上でジャズを強く選択をされたのだと私は理解している。
暫く聴いてから「我が家の音と似ている」と笑顔でおっしゃった。
朝、櫻井さんが来られる前に、心配になり針圧を少し触ってみた、それがいけなかった、譲っていただいたレコードを聴いていると、何ヶ所も音が飛んだ。
色々カートリッヂを取り換えたりしても駄目だった、そしてインサイドフォースキャンセラーを外し、正確に針圧を調整し、再度インサイドフォースキャンセラーをかけた。
音飛びしたレコードを再びかけてみた、しっかりトレースしたと言おうか、何時も自分が話している、特に大切な人が来るときは、システムのいかなるものも触ってはいけない。
今回バカ丸出しになってしまったが、再び聴いてきたレコード総てを二人で聴き直した、比較にもならない、音の厚みや広がりが出た。
結果オーライだが、私は何かスッキリしなかった、櫻井さんは「いい音を聴けて楽しかった」と笑顔でおっしゃってくれた。
今回オールスピリッツケーブルになり、音は更に滑らかしなやかになったようである。
しかし楽しい時間はあっと言う間です、またお越し下さい、ありがとうございます。
風邪をひいたようである、今日は一日、薬を飲んで寝てます。