CAL TJADER・GOOD VIBES
1984年(米)Concord CJ-247 (PICANTE)
CAL TJADER-VIBERS
MARK LEVINE-PIANO
ROB FISHER-BASS
VINCE LATEANO-DRUMS&TIMBALES
PONCHO SANCHEZ-CONGAS
GARY FOSTER-FLUITE,SOPRANO&ALTO SAXOPHONE
ROGER GLENN-FLUTE&PERCUSSION
お断りしておくが、私は名盤を紹介してるのではない。オーディオがちゃんと調整出来てるか確認出来るレコードを紹介しているのだ。
つまり鳴らすのは難しいが、プレーヤーの調整如何では音の良いレコードを紹介している訳です。
このレコードは、特にラテン系の音楽で、使われる楽器の音の鋭い立ち上がりを気にしたConcordがほこる録音、PICANTE(ピカンテ)である。
やはり、開放的でカチッとした音が録られている。しかしながらこのレコードからその真価を鳴らすのは実に至難の技である。
普通ラテン系の楽器の音は生では、強いが耳に刺さる事はない。再生音は多少つぶれてうるさく感じる、しかしこのPICANTEでは生の様でうるさくならない。
また、ケーブルの差がハッキリとわかるレコードでもある。
但しトーンアームの調整やプレーヤーの水平が上手く決まっていればのお話である。
つまり、どんなに固く鋭い音を伸びやかに鳴らしつつも、音は腰だかにならず、重心は低く鳴るのである。
鋭く伸びやかで、落ち着いていると言った方が早い。
カル ジェイダーのバイブの音はとても強い。その音尾迄上手く録りたかったのだろうと思う。
音の良いレコードである。