オーディオ、絹巻き電源ケーブルPart2
絹巻き電源ケーブルを作って三日間、ノイズカットトランス二次側からパワーアンプまでのケーブルを聞いていた。どうやら良いようである。
やはり赤黒スピーカーケーブルは、スピーカー用であり、電源ケーブルではないという事ではないでしょうか。そして被膜の違いがハッキリと音にでた。
鳴り方が大陸的で穏やかで優しく、静かで歪みを感じない。そして、床の振動の質が変わった。つまりウーハーがしっかり鳴った。その結果、全体的に音が聞きやすくなったのである、そう感じた。
さてそれではと、また二日間またぎで、プリに繋いでるノイズカットトランスの二次側も、今度は、距離が1m短いのでウエスタンの1.9㎜фワイアーをチョイスした。
と言うか、パワーアンプまでに使った、2㎜фのワイアーがもうないためである。
前回と同じに作った、見た目に太さの違いは前回のと比べて感じない。音は優しくもあり、パワーアンプまでの時と少し変化の仕方が違う。
楽器や人の声にエッヂがたったのである。映像の世界で言うとエンハンサーをかけたように、縁取りがしっかりして滲まなくなった。
そして確実に、床の振動の性格がかわった。思ったとおりである、やはり赤黒のスピーカーケーブルが悪かったと言うよりも、ちゃんとした余裕のある電気が、アンプに供給されたと話したら分かりやすいだろうか。
電源ケーブルで確かに音は変わる。となれば、次は一次側のケーブルである。一次側は変わらないと仰る方がいる。
しかし多分、変わるだろう、予感がある。塩化ビニールの皮膜のケーブルをシステムから外せば外す程、音は抜けの良い方向へ変化していった過去の実験が、その総てを物語っている。
さあいよいよ佳境に入ってきた。それが決まればいよいよスピーカーケーブルである。
スピーカーケーブルも現在、標準の音を掴もうと赤黒のスピーカーケーブルを繋いできた。それが良い筈がない。
ノイズカットトランスの電源ケーブルはプリもパワーも二次側は音が激変した。
やはりケーブルは大切なオーディオアイテムであり、アクセサリーではない。アンプやCDプレーヤーと同等であると思う。
ケーブルの音の変化は、電源、スピーカー、ラインケーブルの順に変化が大きい。中でも特に、電源ケーブルの音質の変化が一番大きい。