オーディオの音量
少し前まで、私はオーディオはそこそこのパワーを入れないと、良い音にならないのだと思っていた。
しかし、今は、妥協なくそんな事はない、ウエスタンスピリッツのスピーカーシステムは、能率が101dBである。なので、一目盛り上げれば音量は充分である。
大音量派の方には音を大きくして差し上げるが、ボリュームを上げすぎると、逆に付帯音等の粗がでる気がするのである。
しかし、少し前は音を大きくしないと低音や高音を感じなかった。つまり付帯音や分割振動で音がボケていたのである。それを私はずっと気が付かなかった。
今は、小さな音でもユニットがボケていなくて、まともに動作させる事が出来たので、クッキリした音が鳴る、小さな音でも充分に楽しめる様になった。
そこに高域特性に優れたリッツ線を使っている訳である。音は話す迄もないだろう。
大きな音でしか良い音が鳴らないシステムは、情報量に乏しく、レベルが低いと思われる。
それと私は、過去何度もフルレンジを密閉のボックスを自作して聞いてきた。特に8㎝~16㎝のフルレンジは、ネットワークを使わないで聞くと、高域や低域は薄いが、反応が良く、素直で軽やかなボーカルが聞ける。
その軽やかな中域だけは、どんなに優れたユニットを使おうが、どんなにネットワークを追い込もうが、絶対に鳴らない。
しかし、私はプロである、さすがに小さなユニットの薄い低音や高音では、お客様が見た目で納得してくれないのである。
だから、大きなJBL4560を使っている訳ではないが。やはりフルレンジの反応の素早い素直な音は、今をもってしても認めざるをえない。
しかし、フルレンジも極めるのがとても大変である。シンプルが故に世間並みならば鳴るが、私はプロである。更に上を求める筈である。
だから、今は安易に手を出さないのである。フルレンジでも世間をあっと言わせる音は確かに構築出来る。
JBLの4560BKに入った、38㎝(130A)の大きなスピーカーが、軽々と鳴ってしまった。130Aは他のユニットよりは、確かに音が軽やかだが、ウエスタンスピリッツはそんなものではない。
電磁波の対策よりもそ、の実験は遥か先を行ったものだった。
今、私が聞いている総てのソフトは、少し前に聞いていた同じものとは、とても思えない。
小音量でも痩せず、スッキリクッキリしていて、濃厚な素早い切れのある、静かな音である。
JBLは普通どこで聞いても中域が薄い、ウエスタンスピリッツの音は今、濃厚そのものである。
しかし、そこにはウエスタンスピリッツが開発した、リッツ線が総てに繋がっているのである。
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