禁煙外来
遂に四十二年吸ってきた煙草と絶縁するべく、市川にある某大学病院へ来ました。
やめ方は少し特殊です、八月始めに喉の奥が膿んで腫れ上がり、四日間の入院を余儀なくされ、入院中にIさんと言う私より少し若い方と知り合いました。
その方は煙草をやめるのに成功されています、こんな方法です、禁煙の薬は飲み続け、煙草は好きなだけ吸っていたそうです、すると十日位でいきなり本数が減ってきたそうです。
それから四日位(約二週間位)経ったある日、煙草を吸うと突然吐き気がして、二度と煙草を吸う気にならなくなり、そのままやめられたそうです。
Iさんには本当はないはずの喫煙所も教えていただいたのです、そしてやめた経緯を何度も力説されました、それで私は彼に感謝し、煙草をやめる決心をしました。
昨日、禁煙外来へ行く前に偶然駅前でIさんに会いました、これから禁煙外来へ行く事をお伝えしました。
お互い入院中とは表情が違います、また連絡する事を約束して、私は病院へ。
先生はけっこう熱いタイプの方でした、早速、息に含まれる一酸化炭素の濃度を計りました、自分でも予想はしていましたが、普通のヘビースモーカーの倍はある数値で、先生も驚いていました。
先生は一言「大丈夫です!!今からでも間に合います」とキッパリ仰いました。
「貴方はバイタリティーもあるようだし、何よりやる気を感じる、成功率は50%貴方は止められる方に入れると思います」とおっしやられました。
力がみなぎります、「最後はご自分の意思ですが、無理をしないで、どうしても吸いたかったら吸って下さい」との事です、こう言われると意地でも吸いたくなくなります。
しかし、四十二年間吸ってきた煙草を、簡単にやめられるか正直心配です、でも何かを得ようとするならば、別の何かを捨てなければならない、私はそう思ったのです。
家内とは十一歳違い私が歳上です、これから仲良く老後を楽しみたいのです、少しでも長く二人で楽しむ為に、家内を早くに悲しませる訳にはいきません。
私は、Iさんと同じに煙草をやめる事が出来るでしょうか?
やってみます。
これから逐一ご報告致します。
次の日朝食の後に、初めて禁煙の薬、チャンピックス0.5gを一錠飲みました。
少し息苦しくボーッとする気がします、煙草を吸ってみると気のせいか、少し苦い感じがしました、短く消しました。