僅かな差
これを聞き分けるセンスが必要になります、何かを試し大きな差になった時、それはだいたい間違えた方向なのです。
なんでもそうですが、激変してはいけないのです、真珠の値段の差ですとか、わかりやすいところでは、シャンパーニュがあります。
色んな葡萄の種類や、様々な畑でとれたものを絶妙にブレンドし、飲みやすくしたビンテージでないシャンパーニュも確かに軽くて美味しいのですが。
やはり市場へ出す前に、室温や湿度など厳密に管理し熟成させたシャンパーニュを、更にワインセラーで十年程寝かせたシャンパーニュは、確かに炭酸は抜けますが、濃厚で上品な気品の高いものへと変わるのです。
これは飲んだことのない方には絶対に分からないのです、我慢が出来ないなどと言っていては永遠に分からないのです。
オーディオも全く同じです「音は直感で好みに作る、自分のオーディオなんだから他人に言われる筋合いはない」こんな事を言ってるようでは話になりません。
そのものを変えずに本質が浮き彫りになるように促す、これが総てのもの作りの基本です。
余計な事をしてはいけないのです、鳴きは適度に牛耳り、適度に鳴かせるのです、ガチガチにしてはいけないのです。
ダイヤでも真珠でも余計な手を加えたものは価値が落ちます、オーディオも全く同じです。
天然物に価値がつく、オーディオの音質改善も同じです。
貴方がいいと思っている今の音、おかしくはないですか?