モノラルカートリッヂの必要性
ステレオカートリッヂはステレオのレコードをかけるものです、モノラルカートリッヂはモノラルのレコードをかけるものです。
音溝のカーブがステレオレコードとモノラルレコードは全く違うのです、カーブと言うよりは、音溝の幅が違うのです、ほとんどの方はステレオカートリッヂのままモノラルのレコードをかけて、ノイズが多いとか、音が古いと話します。
当たり前です、針先が細く鋭角なステレオカートリッヂでは、針先がモノラルレコードの音溝深く入ってしまいます。
モノラルレコードは針の側面部分に情報量がありますので、ステレオカートリッヂのままでは、音溝にあまり触れず、音溝の底にあるノイズばかりひろってしまうため、しっかりした音を再生出来ないのです。
モノラルレコードは、録音年代が確かに古いですが、ブルーノートのオリジナルレコードはもともとモノラルが本物で(同時に両方録られている)音が良いのです。
しかし、並みのオーディオシステムでそのモノラルの音は再生出来ません。
針圧も多少違いますが、私は差し換えるだけで聞ける環境にしてあります。
そのようなカートリッヂとヘッドシェルをメーカーも含めて揃えてあります、ちなみにメーカーはオルトフォンです。
この場を借りて一つご指摘しておきますが、カートリッヂにジャズ向きもロック向きもクラシック向きもありません、またそれはスピーカーにも言える事です。
話は戻りますが、私はS P盤もS P 盤専用のカートリッヂも所有しています、当たり前ですが、こちらは蓄音機に遠く及びません。
モノラルレコードは年代によってRIAAも違うので、専用のイコライザーを入れる必要もあり、私は真空管式のイコライザーを入れて調整しています。
こちらは、ステレオレコードには必要ありません。
とにかくモノラルレコードは並大抵では上手く鳴りません。
モノラルカートリッヂは必要です。