ものの本質を知れ
何故その商品が作られたのか、今の自分のシステムでその商品を使いこなす事が出来るのか、作られたコンセプトを理解して、しっかり調整して使わなければ真価を発揮出来ない。
人が使っていて良いからと言っても、自分のシステムで使えなければ意味がない。
特にオルトフオンのAシェルとGシェルである、Gシェは普通のトーンアームでオーバーハングがとれる、しかしAシェルは短いため、オルトフオンのRF-297を使わないとオーバーハングがとれない。
Aシェルのまま普通のトーンアームに付ける為には、長さを合わせるアダプターが必要になるが、正直音はガックリと落ちる。
これを知ってか知らずか、普通のトーンアームにそのまま付けて「音が全然違いやっぱりAシェルだ」などと言ってる方も実に多い。
そしてRF-297を使いながらもGシェルを使い「Gシェルは音が悪い」などと言ってる方もけっこういらっしゃる。
そしてこちらが指摘しても、プライドが傷付いたのか聞く耳を持たない。
そして針圧も全く合っていない、トーンアームの高さ調整も合っていない、考えたら分かる筈である。
そんな方が平気でオーディオ雑誌に写真付きでのっている、何十年もオーディオをやっているマニアだそうだ。
オーディオとはそんなレベルの方が多い、自分はお金を持っていると自慢したいのだろうが、バカ丸出しである。
こんな方もいらした「若い頃はGASのテァドラとアンプジラでJBL4343、ジャズやフュージョンを聴いていたが、年をとり疲れたので、マークレビンソンのアンプと現代のハイエンドに総て切り替えた」やはりオーディオは値段だ。
聴きに行ったが、明らかに昔の方がその方の音は良かった。
「あなたのものより古いが、今一度私のJBLを聴いてみて下さい」と私は言った。
その方は聴いた感想をこう話した「やっぱりJBLはいいね楽器の音がする、オーディオは50年代に終わってるのかな?」その方はマークレビンソンもハイエンドも総て手放し、JBL4560BKを中心に組んで、再びヴィンテージオーディオに戻った。
「あなたに聴かせて頂かなければ、未だにハイエンドのままだったね」今では大きな声で笑っている。
TADやエール音響など色々なメーカーが存在する、しかしわかる方は結局JBLに戻る、作られたコンセプトを理解してない証拠だと思う。
TADもエール音響も音が重すぎる、そして並のアンプでは駆動出来ない、電源からして家庭のコンセントからでは鳴らすのは無理である。
作られたコンセプトを勉強するべし、ならばJBLを間違いなく組み合わせた方が話は早い、JBLを理解することで、クラシックはまともに鳴ります。
少なくともウエスタンスピリッツでは。
これが本来のJBLの音なのではないか、最近そう思うようになりました。