二人のお客様の試聴
この内容は少し前の出来事である。
お二人とも今回の実験の結果を聞いてみてほしいと、こちらからお願いした。日曜と月曜の出来事である。
ここは千葉県である、わざわざ埼玉の上尾と、西東京の保谷からご足労願う訳である、こちらもそれなりの自信と覚悟があっての事である。
かなりの改善と話された、しかしせっかくここまで来たのならば、やはりカートリッヂはSPUを聞いてみたかったと話された。
上尾のお客様はSPUの1973年(SPUの中でも特に名機)を使用されていらっしゃるからである。
そしてここからが面白いのだが、お二人とも伝え方は違うのだが、同じような内容のご指摘だったのである。
カートリッヂのせいかは定かではないが、中域の解像度が後一歩とのことであった。そこが改善されると、更にかなりのレベルになるのでは?との事だった。
そしてお客様から何点か提案があった。私も確かに試してみたい方法である。となれば少し聞き込み、やってみよう。それは中域の解像度である。
やはり第三者のご試聴は、とてもありがたい。自分とは鳴らしてるジャンルもシステムも考え方も聞き方も違う。
つまり、その各々のシステムとの比較になる訳である。違った答えが出てこちらも鍛えられる。
普段一緒に聞いてくれるとはいっても、やはり家内はウエスタンスピリッツの音にしか接していない。やはり私のブレーンなので、どうしても色眼鏡になり、評価が甘くなるのかも知れないと思った。
そして、後日そのご指摘は上手く解決出来たのである。