ラジアンのダイアフラムの音が落ち着いてきた
このお話は少し前の事である。
新品に交換してから一週間経った。はじめは少し強く感じたダイアフラムの音は、少しずつ穏やかになってきた。
交換するまで墨を塗った振動板は少しずつ侵食されていたのである、交換するときは軽く触れるだけで呆気なく穴があき、ガサガサに変化していた。
なので、暫く歪んだ音を聞いて来た事になる。こんな状態では付帯音対策どころではない。しかし人間、思い込みは恐ろしいものであり、なかなか気が付かないものである。私もまだまだ修行が足りない。
去年人伝に伝わった音質改善対策を、次々と素早くいろんな実験(付帯音対策)をやり過ぎたのである。もっとゆっくりと時間をかける必要があった。
でも無駄と思われた時間も、結局は必要だったのではないだろうか。やらなければ分からないからである。
二度と使うことはないが、一つの素材が私の頭の中から消えた事になるが、大学ノートには結果を書いてある。しかし、二度と参考になる事はないだろう。
付帯音はないに越したことはないがやりすぎは禁物、何でも適度にが良いと思った。
ラジアンのノーマルダイアフラムは、とても強く綺麗な音を鳴らしてくれる。
ラジアンのダイアフラムに交換して音が物足りないのは、他のどこかが不完全な為である。
管楽器や弦楽器や打楽器、総ての音はしっかり分離して、それらが合わさり音楽を構成しているのが目に見えるようである。
跳ねるような明るくピャンピャンしたうるさい音が一切しなくなる。そしてラジアンは、響きに優れ、点音源から歪みなく音が広がり、前に出てくる様になる。
JBLオリジナルでないと独特な雰囲気は鳴らない?それは音を知らない人のカルト的な詭弁である。
ラジアンはむしろJBLオリジナルダイアフラムよりも数段音にエッヂが立ち、静かなのだが鮮やかである。
それにちゃんとインピーダンスが指定の8Ωや16Ωにしっかり管理製造されている。よってネットワークも管理しやすくなる。
JBLオリジナルダイアフラムはインピーダンスが周波数によって一台一台全く揃っていない。そんなものから素人のあなた方が良い音を鳴らせる訳がない。
ラジアンを使えばすべて解決である。左右揃った鳴り方は素晴らしいですよ。他がしっかりしていればのお話ですが。