音が変わったのと良くなったのは別のお話し
今まで幾度となく呟いて来たが、私自身このブログに公開しておきながら、後に何度も持論をひっくり返し、結果が変わってきた。この場をお借りして先ずはお詫びをしたいと思います。
総て言い訳になってしまうが、あまりにたくさんの情報が一時に集まり過ぎて、冷静さを保てなかったのだと反省しています。
そこにもってきて新居での事、尚更絡まってしまったのだと思います。
色々情報を下さった方々も何もガセネタをお伝えしたのではなく、良いと思うから情報を下さったのだと思う。
しかし、今までブログに公開したとおり、殆どは後にウェスタンスピリッツでは駄目な結果となった。とにかく少しでも良いと思われる事は総てやってみたい性格なのである。
たくさんの情報の中でウェスタンスピリッツで優れた結果になった方は二人だけいらっしゃる。千葉のIさんと友人のNである。
千葉のIさんと昔からの友Nとの会話で、私はまた正しく目覚める事が出来たのである。
(1)オーディオはスピーカーやラックの下の床がとても大切である事。そして機材の下に敷く木材がとても大切である。
(2)二本のスピーカーのセッティングが大きな割合をしめてること。
(3)接点(端末)は常にキレイに磨かれていること。そして、端末処理の仕方は出来る限りネジ止めでなく半田が優れていること。
(4)ケーブルは良いものを使い、突っ張らずに左右が必ず同じ長さになっている事。
(5)アナログはトーンアームの調整が総てしっかり決まっている事。
(6)電源が出来うる限りクリーンになっている事。出来る限り質の高い電源ケーブルが繋がっている事。
(7)電源トランスの大きいパワーアンプが、他の機材と同じラックに収まっていない事。
(8)古いネットワークではなくしっかりした上質な品位のある部品で、しっかりした定数(誤差が10%以内)のものが繋がれ、ユニットの配列がしっかり揃っている事。そしてスピーカーボックスからネットワークがしっかりと隔離されてる事。
これらの八項目がしっかりしていれば、オーディオはかなりのレベルにあると言う事である。
私が過去に人伝で行った安易な後付け方法で、音が良くなる事は絶対にないことを申し添えておきます。
後は冷たいようですが、いかに個人の技量を持ってセンス良く接点を減らししっかりさせていくかです。
接点のしっかりしたシステムは、音量をあげなくてもまともな音が鳴ります。
歪んだ再生音を昔のジャズ喫茶の様に、大きな音量で聞くのは愚の骨頂です。ジャズ喫茶はお店として大きな音で鳴らし、来るお客様を圧倒していましたが、あれでは耳も悪くなるし、会話が出来ない。
もう時代は変わったのです。昔のジャズ喫茶は有名店舗になっている為ブランド化されているため、音の変化に繋がるので、あまり触れず、エネルギーロスを起こしていたから大きな音で誤魔化していたのかも知れません。
今冷静に振り替えると、ある意味お化け屋敷的なものとも思える。
「メーカーは何も分かっていない」と貴方が勝手に思うのは勝手だが、メーカー側はどこをどうすればどうなるかちゃんと分かっている。
安易な後付け改造で優れた音を鳴らせるほどオーディオは甘くない。音が変わったのと良くなったのは全く意味が違うのである。
オーディオは凄く難しい、この一言に尽きる。しかしちゃんと正攻法で突き詰めて行けばいつか必ず鳴る。