ピアノが上手く鳴ってきた
何でか説明はつかないが、まだ変化し続けている。
今までで一番ドライバーの音がクリアーで、ウーハーの帯域ともツィーターの帯域とも被らず、整ってきた。
今日は、まるで別の部屋で別のシステムを聞いてるようだ。あちこちで素敵なJBLをたくさん聞いてきたが、そのどの音とも違う鳴り方である。
スピーカー下の床を強化させる為に敷いた赤タモの集成材や、ラックの下に敷いたバスマットや、やはり赤タモの集成材が、馴染んできた。
そして正しく後ろの壁に付けて設置したスピーカーの置き方の音に部屋全体が馴染んできた、そうとしか考えられない。
更にはホーン前面の下に敷いたチーク材の馴染みも確かに重なって今の鳴り方を形成しているのが聞いていて分かる。
特にデイブ・マッケンナが弾く、Concordレコードのピアノの高いキーの音色が本当に最後まで鳴り、とても素晴らしい。
鋭いのだが耳に来ないのである、とても品が良く強いのだが全くうるさくない。
二本のスピーカーは正しくユニットが縦軸にセットされ。ネットワークもしっかりスピーカーから隔離して設置して振動を減らし。
そして二本のスピーカーは部屋の中にしっかりセッティングされている。そんな感じの鳴り方である。
オールホーン独特な前に出るように鳴るような鳴り方は確かに存在するが、普通のオールホーンスリーウェイの鳴り方ではない。
明らかにもっと穏やかである。
多分この部屋に初めて来られる方に、目隠しをしていただき聞いていただくと、JBLだとは気付かないと思う。しかし似た音質のスピーカーは存在しない。
そんな雰囲気である。全帯域クリアーなのだが、今日は特にピアノがとても上手く鳴ってきた。
さて、ここまで来たらいよいよ友Nから伝授されたシビアなセッティングをもう少し聞き込んでから、駄目元でやってみよう。
ウエスタンスピリッツの、異次元のオーディオ構築はもう後少しだと思う。