さっぱりした鳴り方になってきた
例の如くUSA Cncord盤のフィルウッズを聞いてみた。半年位前まではもっとたくさんの楽器が、演奏しているかの様にごちゃごちゃして聞こえていたのに気がついた。
これも今からすると、こんなに整った鳴り方にはなっていなかった事になる。今日久し振りで聞いたフィルウッズのブーケは、実にさっぱりしていて聞きやすい。
もともとクリアーな録音なのだが、総てが見渡せる様に見事に鳴っている。
五人しかいないのが見えるようである。
それにしてもこの鳴り方は、スピーカーボックスを、後ろの壁に付けて設置してからである。
総ての音は一瞬でマックス迄鳴り直ぐに消える。つまり、どこの帯域も、早くてもたもたしていないのである。
穏やかに素早く、クリアーな広がりのある、奥行きを伴った鳴り方になった。
演奏しているホールの広さや響きまで分かる様な雰囲気である。
ひたすらさっぱりしたクリアーな音になってきた、しかし、JBLの力強い雰囲気はしっかりと残っていた。