日々のメンテ
今日はパワーアンプのスピーカー端子を磨いてみた。45回転LPの強烈なレゲエを聞いていて、女性のボーカルが少し薄く感じたからである、以前はこうではなかった。
最近スピーカー端子にからげて留めていたスピーカーケーブルの端末が、上手く噛み合っていないと判断、バナナプラグに交換した。
その時にバナナプラグが刺さる端子の中が少し錆びているのに気が付いていたが、そのまま差し込み聞いていた。
今日気になり、バナナプラグか刺さる部分とバナナプラグ本体を磨いてみた。
先ずは双方同じ方法で、コンパウンドで何度も磨き拭き取りを繰り返し、ピカピカにした、その後でエタノールを使い、コンパウンドの酸化油を何度も拭き取り、スクアランを一度塗って拭き取り、最後に薄く塗って作業終了である。
そして少しの時間を経て聞いてみた。見事にレゲエの女性ボーカルは艶っぽく柔らかに復活した。
当然ジャズもクラシックも腰が座り、高い音域はかなり伸びて静かになった、中域も滑らかでキビキビした音になった。
やはり端子は二、三ヵ月に一度位の清掃は大切である。知らない内に少しずつ端子が錆びてくるので、なかなか気が付かないが、改めて磨いてみると、音の変化は火を見るより明らかである。
一枚も二枚もベールがはがれ、楽器の位置も正確に決まった。そして、情報量も数段増えている、めでたしめでたしである。