エージングとウォーミングアップのお話し
私のブログを読まれてる方からご指摘があった。そして、文章はつくづく難しいと思った。こちらは自分がわかっているので、その理解の範囲でしか書いていないことに気が付いた。
ブログを読まれてる方は様々で、初心者の方からベテランの方までいらっしゃるそして、ブログを読まれ、色々な解釈をされると思う。
なので今回のご指摘により、もっと丁寧にお伝えしなくてはと思った。
多分こうである、新品で購入した時の慣らしの為のエージングと、普段音楽を聞く前に鳴らさなければいけない機材のウォーミングアップの為のエージングの時間、これが上手く伝わっていないのだと。
カートリッヂで二週間、CDでも購入してから10日は慣らし運転の時間が必要になる。これが新品で購入した時のエージングの時間である。つまりこれが初期のエージングの時間である。
文ではアバウトな日にちを書いたが、毎日個々に鳴らされる時間の差もある、なので、だいたい毎日三時間位聞いてると仮定したエージングの日数である。鳴らす時間が多いと短くなり、短いと当然更に長くなる。
そして、何年使って来ても、常に鳴らしておかなければこなれた音にはならない。
これが普段、オーディオを聞く前に鳴らさなければ良い音にならないオーディオシスムのウォーミングアップの為の時間である。
オーディオは基本的に、あまり電源スイッチを切ってはいけないのであるが、留守の間に何があるか分からない。
なので、安全の為の規格に定められた法律にのっとり、メーカーは電源スイッチをつけているのである。でも確かに優れた音を鳴らされてる方は、電源スイッチを切る事は基本的に少ない様である。
私もその一人である。私はオーディオ装置を信用していて、現に電源を入れて365日24時間、鳴らしっぱなしにしておいて外出しても、偶然なのか一度もトラブルが起きた事がないのである。確かに普段から神経質にチェックをしてはいるが。
たまに心配になるが、外出中に良からぬ事が起きた事はないが、これからも危険性がゼロではない。
特に近年の異常気象で雷がグランドから飛び込んだり色々な危険がある。
しかし私は、ウエスタンスピリッツの経営者であり、これが生業なので。何時いかなるときも、どんなお客様が訪問されるか分からないので、リピートして常に鳴らしているのである。
その場でシステムの電源を入れて苦情を言われるお客様はいらっしゃるが、鳴らしておいて苦情になったことは一度もないのである。
つまりこれが普段のウォーミングアップである。しかし、どんなにCDをリピートしておいても、アナログだけは聞く前に3時間は再生しておかなければならない、これもウォーミングアップなのである。
アナログは、カートリッヂのダンパーやコイル、トーンアームの動作や内部配線、プリのフォノ回路や、MCトランスやヘッドアンブ、そしてそこまでのPUケーブルを含めた配線、この総てもウォーミングアップしておかなければならない。
ウォーミングアップしておいたシステムと、していないシステムは、鳴らした時に天と地の差になるのである。
分からない時は僅な差にしか感じていなかったが、違いが分かると、鳴らしてないシステムの音は聞いていられない位だるくて駄目なのである。
新品で購入したものの慣らしと、普段のウォーミングアップは、とても必要なのである。
とにかくオーディオは時間のかかる趣味である、そしてこだわりの趣味である。であるならば、エージングやウォーミングアップの時間にも拘って欲しい。