オーディオケーブル
色々な事を公開して来ましたが、実際はその途中からリッツ線ケーブルを作り始めました。そして今年一月に、遂にリッツ線絹巻きシールド平行ケーブルを完成させました。
貴方が、オーディオを極限まで鳴らそうと思うのでしたら、まずは音の違いを知らなければなりません。
ケーブルを取り替えても違いが分からなければ、機材を買い換えた時と変化の仕方が違いますので、オーディオを追い込む事はまず無理だと思います。
ウエスタンスピリッツは、長年ウエスタン単線に心酔しておりました。しかし、もっと上があるのではと思い、リッツ線の研究をしました。そしてケーブルは作り方に問題ありと気付きました。
ではリッツ線とは、どの様なものかご説明致します。仮に0.6㎜単線の音が優れているとしましょう。その断面積を求めます。
そして、リッツ線を作るのに仮に0.12㎜単線の音が優れているとしましょう。その細い線(一本一本に被膜がかかっている)を25本束ねると0.6㎜単線と同じ断面積になります。
しかし0.12㎜単線25本の合計表面積は0.6㎜単線の何倍も違うのです。電気は、隣り合わせにあるグランド(マイナス)と電磁誘導の影響で、線の中心の抵抗値が高くなる為、互いに各々の線の表面を高周波になるほど流れようとする性質があるのです。被膜のない素線を束ねたものが普通の一般的なオーディオケーブルです。被膜がないため各々が導通しますから、表皮効果はありません。
なので、リッツ線は、細い被膜単線を使い、導通しないように束ね、素線の数を増やし、表面積を稼ぐのです。これをリッツ線の表皮効果の音質改善効果と言います。普通のケーブルの様に、被膜のない線を、ただ、たくさん束ねても、線の表面積は稼ぐことが出来ないのです、むしろ単線と同じになります。
この抵抗の少ないリッツ線が繋がってる為、ウエスタンスピリッツサウンドは存在する事が出来たのです。リッツ線の表皮効果は、世間で言われてる様に、高域だけに作用する訳ではありません。結構低周波も素線の表面を流れる事を私は突き止めたのです。
ケーブルで一番変化の大きいのは、電源ケーブルです。次にスピーカーケーブルです。最後にラインケーブルです。各々に変化の仕方は違います。
しかし、高域にしか効果のないはずのリッツ線は、実際に作ってみると、重低音域にまで効果があったのです。ウエスタンスピリッツが作ったリッツ線は低音も引き締まり、良く出ます。
どうやってリッツ線が完成したのかは、かなり専門的ですが、過去のブログにその過程総てが書いてあります。
色々ケーブルを取り替えてみよう。ケーブルが駄目なら良い音にはなりません。オーディオは最後、ケーブルで音が決まると言っていいでしょう。