無半田のピン端子
以前、種類がたくさんあったので全部購入して、試してみました。結論からお話ししますと、音は全滅です。
ただ、端末をネジで圧着して留めてるだけなので、数日で緩み、音は常に不安定なのと、半田付けと違い、常に端末が空気に触れ、酸化を起こし接点不良になります。
音は、明るく薄く粗く軽い嫌らしい音になり、それを好きな方は、それがクリアーな音と勘違いする様です。全くクリアーではないのです。
理屈はどうであれ、薄っぺらい音はいけません。
半田はたくさん種類がありますが、音のために良いのは、染み込みづらく多少技術が必要になりますが、イギリスのエルジンか、アメリカのナッソゥの古いタイプ(1940年代)の脂入り半田です。
その遥か下にUSAのキースターがありますが、染み込み安く作業ははかどりますが、音質はかなり落ちます。
端子は、スイッチクラフトのシルバー(3502A)に限ります。音に気品があり、落ち着いていて食い付きが良く、あまり錆びません。
ご存知の通り脂(やに)はフラックスです。熱が冷めれば硬化を始めます。溶けやすく早く固まるのです。音も落ち着いていて一度使ったらやめられません。
是非お探しになり、使用してみて欲しいと思います。
特にプロの方へ、無半田の端子は、使わない方が良いと思います。分かる人には濁った音質は直ぐに分かります。