ケーブルは定数の換えられないフィルターである
そうお話された方が以前いらっしゃいました。深く納得致しました。
他のケーブルも総てそうですが、ウエスタンスピリッツのリッツ線は、正にそのフィルターなのだと思います。
ノイズリダクションも何も通さず、綺麗な音だけを自然にこした様な雰囲気のケーブルなのです。
己のケーブルが一番とは申しませんが、たくさん聞いてきたどのリッツ線とも音がまるで違うのです。
ウエスタンスピリッツのケーブルは、グランド(マイナス)の線が1.6㎜単線だと言う事です。
市販のリッツ線は100%ホット(プラス)もグランドも同じリッツ線になっております。そして、グランドにもシールドを被せております、これは意味がありません。
なので、綺麗なだけの力のない音になるのは当たり前なのです。私も作ってみた事があるので、理解しています。
ウエスタンスピリッツのリッツ線は、エネルギー感があり、柔らかくも鋭く、耳につきまとう感じがないのです。多分これが、私の好きな音質なのでしょう。
違和感のないケーブル。存在感の消えたケーブル。ケーブルを繋いでないようなケーブル。これが、ウエスタンスピリッツの目指すところだったのです。
オーディオケーブルは総て、定数を換えられないフィルターであると、結論付けたいと思います。
皆さんは、色んな素線を探し、組み合わせ、各自で色んなフィルターを作っているようなものです。
オーディオの音質改善は、ケーブルが総てではありませんが、ケーブルで音が変わらない筈はありません。
ケーブルで音は変わります。これを聞き分けられないとオーディオは出来ません。
でも分からない貴方、耳が劣っている訳ではありません。そのアイテムが、今の貴方にないだけです。
私はむしろ羨ましいです、分かり過ぎるのは時として音楽に浸れず、つまらなくなる事もあります。
みなさん、音質ばかり聞いてないで、たまには音楽を聞きましょう。オーディオは音楽を楽しむ為にあるのです。
ケーブルもまたしかり。
そして、ウエスタンスピリッツは、更なる素晴らしい外被の素材(リネン)と出会ったのです、今作って聞いております。