GAS ampzillaにノイズカットトランスを繋いだ
このお話しは、少し前の事で、ウエスタンスピリッツは更に先へ進んでおります。
ずっと気になっていたパワーアンプに、ノイズカットトランスを繋ぎました。
ここのところ、ケーブルのモニター応募が殺到して、システムに手を入れる事が出来なかったのです。
ウエスタンスピリッツのリスニングルームは、オーディオのところだけ他の家電と、完全に別電源になっています。しかも、その一つ一つが単独回路になっています。とても太いケーブルで配線していただきました。
200Vが6回路、100Vが8回路、各々単独になっています。今までアンプジラは、普通に専用回路の100Vから電源をとっておりました。
千葉のIさんのお薦めで200Vから100Vのノイズカットトランスを繋いでみました。
やはり、多少情報量は落ちますが、それを諦めてでもノイズカットトランスを繋いだ音は感動的で魅力的です。
音が濃厚になり、ドライバーの音が落ち着き、ツィーターは更に高い周波数が再生される様になりました。とても感動的です
しかし、アンプジラの電源ケーブルのコンセントの端末は、切断しなければなりません。ノイズカットトランスの端子に直付けになるからです。
その時新たに剥き出した中の線が錆びて酷い状態になっていたので、コンパウンドで何度も錆を落とし、エタノールで脱脂して、スクアランを塗り、一旦拭き取り、軽く塗って仕上げました。
とても静かで、且つリアリティーがあります。全く別物になった感じです。
最早JBLの音でも、アンプジラの力強いだけの荒々しい音でもありませんが、これが本来のJBLとアンプジラの音なのでしょう。
ノイズカットトランスを入れるとは、オリエントコアを背負うため、付帯音は付きますが、これが隠し味になるのです。
生命感のある、ゆったり音楽に浸れる雰囲気になりました。鳴らしていると次第に情報量が増えて来ます。
音が滑らかで自然です、霧が更に晴れました。楽器やボーカルの口の大きさの定位が小さくなりました。各々の楽器やボーカルの分離の仕方や溶け込み方が良いです。奥行きを伴いスケールが桁外れです。
そして、一週間聞いて来ました。お話しするまでもなく、聞きやすい音になりました。
私は、これが欲しかったのです。
そして、分かりました。やはり、鳴りきった音とは静かなのだと。
ウエスタンスピリッツは遂に新たな扉を開きました。さあ、もうじきウエスタンスピリッツのオーディオは終わる事でしょう。
後は更なるケーブルの開発に着手します。とは言っても、今の絹巻きとリネン(麻)巻きを越えるリッツ線を作るのは並大抵ではありません。
パワーアンプへ繋いだノイズカットトランスは、今までの積み重ねがあっての事でしょうが、一番効果がありました。