オーディオは電気的に正しければ上手く鳴る
但しその方向が音の為に正しければのお話しですが。これには経験と技術が必要になります。
私は以前、電気の知識に乏しく、今もですが、図書館に通い、電気やオーディオや振動対策の基礎を学びました。
いくら個人のやり方があると言っても、正しく理解しないと、とんでもない事をしている事があります。
個人で出来るレベルと、専門的な知識がないと出来ない事もあり、ほぼ科学的に説明がつきます。
ウエスタンスピリッツは電気的な事や振動や付帯音のメカニズムを根本的に調べ、新居が出来たら、それを実行しようと思いました。
それを、新居の部屋で一つずつ実行し、完成させたのです。しかし音質改善の方法は、殆どが千葉のIさんが実際に行って答えが出た方法です。
私はなぜIさんの方法で音質が改善されたのか、理論的に解きたかったので、時間がかかりました。Iさんは、経験と粘着質な性格と行動力があります。
やはり色々な方を見てきて、経験がない方は勘違いしやすい様です。もう答えは出ているのに、訳の分からない方向に進んでいらっしゃる方が実に多いのです、私もそうでした。
けれど、勘違いで構わない、危険ですが、必ず一度は通らなければならない道だからです。なぜなら人は勘違いが原動力になっているからです。
経験を積み重ね、そこそこに音の為に正しい電気や電子の基礎をご理解したら良いかと思います。
個人的に、そんなに難しくオーディオをこねくりまわす必要はないと思います。正直私もそんなに知識はないと思います。だから図書館に通ったのです。個人では探せない専門書が実にたくさん揃っています。
とにかくシンプルにしっかり丁寧に、が、私のモットーです。多分それに勝るものはないと思います。
ほとんどのオーディオマニアは、間違えた方向に進んでる気がします。つまり音をぼかす方向へ進んでる様に私には見えるのです。
こう思います。大体の弦楽器は木製が多いです、そして、優れたホールは内壁や天井や床が木製です。しかも響きの優れた木材を使っています。 それでも実際に響きに優れたホールはなかなか作れないのです。
オーディオのインシュレーターやスピーカーボックスやアナログプレーヤーのキャビネットも木製が良いと私は思います。
つまり金属やゴム等が間に介在するだけで、音に気品がなくなり、食い止まった様な閉塞的な音になります。
木製のインシュレーターは響きの良い木材を、好きな形に加工してドンピシャ来れば、優れたホールの様な音を構築出来ます。
それにはやはり、経験と技術が必要になります。それと、実験結果を聞き分けられるだけの慣れが必要になるのです。
電気的な事も同じだと思います。あまり余計な事をせず、正しいセオリーを守り、シンプルにしっかりとが一番と考えます。
ウエスタンスピリッツは、闇雲に音質改善をした訳ではありません。そしてある程度科学的にとらえ、解明しようと真剣に考えたのです。
それでも私は、何度も的外れな答えを出し、失敗を繰り返しながら、正しい方への道を見付ける事が出来たのです。今は総てを説明する事が出来ます。
理論なしにオーディオは語れません。