絹巻きVSリネン巻きシールド
どちらもシールドタイプでの比較をしました、絹糸は蚕の唾液、つまり生き物のたんぱく質です。それに対しリネンは麻糸です、つまり植物の繊維です。
音の傾向は、リネンに対し絹巻きは少しきらびやな雰囲気で、ギターやヴァイオリンやチェロのソナタ等に向いています。
しかし、多少の付帯音が中高域に付くのです、でも嫌らしさはありません。
リネン巻きは、かっちりしていて派手さはありませんが、各楽器の分離に優れ、高域もよく伸びますが、耳は低音に惹き付けられます。
ここまで来ると流石に好みが存在する、そんな感じです。
話はちょっとノンシールドになりますが、私が聞いた限りノンシールドは、音が痩せて荒く低音もあまり伸びなく聞こえます。やはりシールドは必要なのだと思います。
絹とリネンは、ケーブル外被に優れた素材だと思います。絹糸の製造が終わらなかったら、分からなかったと思います、正に怪我の功名でした。
それにしても、絹糸外被と肩を並べる素材があるとは、思ってもみなかったです。