乾電池式MCヘッドアンプ
ウエスタンスピリッツは、プリにCROWNのIC‐150Aを使用しております。
プロ用の為か、あまり低いところまでボリュームが絞り切れてないので、フォノ入力のところにある入力レベル合わせで、ドライバーを突っ込み、調整を行い聞いて来ました。
それが、原因なのか分かりませんが、とても変な帯域バランスになってしまったのです。聞いていて面白くないし、気持ち悪くなるのです。
どんな音かと申しますと、低音と高音だけが際立ち、中音に情報量と艶がなくなった事に気付きました。
直ぐにそれまで使っていたDENONのHA‐500に戻してみたのです。当然、フォノの入力レベルは開けっぱなしにしました。
結果は火を見るより明らかでした。我が家では乾電池式MC‐ヘッドアンプは全く駄目でした。
ウエスタンスピリッツのプリが、もっと広いボリューム調整が出来るプリアンプだったならば、また違う結果になったのでしょうが、
ウエスタンスピリッツでは遥かにDENONに軍配が上がりました。
乾電池式MCヘッドアンプの音は、中音が薄く粗く、低音ばかりがやたらと轟き、高音も細いです。音楽的には電源を必要とするヘッドアンプの方が、音が落ち着いていて帯域バランスも整っており、音楽的に優れています。
比較にもならなかったです。やはりMOS FETは素晴らしい。それにしても実験をしてる時は、レベル調整に気をとられ、音が違う事に気が付かないものです。
確かに、ここ2、3日、長い間聞いてるとつまらなくなり針を上げていました、それが答えだったのです。