やっぱり最後は部屋なのか
私は、木造でアバウト三階建ての新居を建てる事が出来ました。オーディオは三階にありますが、電源に拘り、そこだけで100万円は予算がプラスになりました。
拘ったと言っても、高級なケーブルを使ったとか、ホスピタルグレードの壁コンセントを使った訳でなく、総てが極太ケーブル(普通は屋内配線に使用しないケーブル)なのと、一つ一つが干渉の少ない、独立した電源回路だと言う事なのです。
それが故に、なかなか馴染まなかったのが今では分かります。
しかし予想に反し、初めてこの部屋で聞いた音は実に酷かったのです。「もうオーディオはやめよう」その位酷い音でした。
しかし、次第に馴染んで来ました。
1ヶ月はかかったでしょうか、そして、丸二年を越した今は、随分良くなって来ました。どんなにガチガチな部屋でも三年で鳴るようになると聞きます。
その時が楽しみです。
そして狭いですが、16畳のスペースを確保出来た事も大きいと思います。
しかも、大したことはないですが、マイナス30dBの防音設計になっているのも良かったと思います。外の音は、ほぼ聞こえません。
これはS/N比に大きく関係します。
私は幸せな部類なのだと思います。やはりオーディオは、部屋も大きく関係しているのだと言う事ではないでしょうか。
賃貸マンションの6畳の部屋と電源事情では、そこから先でどんなに頑張っても限界が見えました、今は限界が見えないのです。
良い方向に進んでいたなら、差を聞き比べしやすく、どんどん音が研ぎ澄まされて行きます。
オーディオは最後、部屋ですね。