音の粗
前回blogで呟いた様に、ネットワークを壁に吊ったりして、システムが極限に達しますと、今まで分からなかった粗がどんどん顔を出します。
ウエスタンスピリッツはその粗を色々な方向から捉えたり、千葉のIさんの助言を聞きいれたりしながら、一つずつ解決して参りました。
そして総てのケーブルの端末をしっかりシンプルにすることや、Iさんの編み出したスピーカーやラックや機材の下に板を分離させ敷く事で、スピーカーからの振動をたちきり、音質改善をして来ました。
特に板を敷く作業を行った時は、夏でもないのに汗が大量に吹き出しました。実に大変な作業でしたが、その効果は絶大で、達成感がありました。
板を張り合わせ敷くだけで、一週間はかかりました。
赤タモの板を、三枚張り合わせ敷く前との違いは歴然としてました。音が落ち着きハイエンドの様な歪みの少ない、クラシックコンサートホールの様な音になったのです。
やはりジャズも落ち着いた音で、リアルでライブを聞いてる様な、音の分離の良い鳴り方になったのです。
そして、ジャンルや録音年代やレーベルの差を更につめる事が出来たのです。
板を敷いてから一年と三ヶ月、音は未だに変化し続けております。板を張り合わせる時に塗った木工ボンドは、張り合わせた板が大きいので、なかなか乾かないのだと思います。
努力の甲斐あってか、今では粗はあまり出て来なくなりました。
それでもなお完璧とは言えません、これがオーディオです、終わる事はありませんね。