マランツCD‐72aその後
届いてから100時間以上、その間私生活では色々ありましたが、リピートしっぱなしで、色んなジャンルのCDを鳴らして来ました。
しかし、まだ変化し続けています。
聞きこむにつれ、やはり、上品で滑らかで穏やかでクッキリした音のCDプレーヤーです。クリアーで情報量はあるのですが、CD固有の平面的で薄っぺらいところがないのです。
電源にノイズカットトランスを繋いでいるせいか、重心が低く鮮やかな所は、アナログに酷似しています。
そして、CDとは思えないほど音離れが良いのです。やはり少し前まで使用していたSACDとは違い、アナログで聞ける様な、風の様に低い低音がしっかり鳴るのです。
私は、個人的に低音が鳴らないシステムは駄目だと思います。
何より楽器本来の音がします、高域はのびがないと言うよりは、SACDの様に妙にシャリシャリしなくて良いと思います。
トレイの開閉もしっかりしていて、CD盤を入れると読み込みが早く、それが故に音が速く自然に感じます。
やはり、昔のマランツは音の抜けが良く、どっしりした音なのです。フィリップスLHH500Rとの差は極僅かと記憶しております。
CD‐M4でDAC7、シャーシを除いては劣る点は少ないと思います。やはりCDの王道ですね、当時の定価は75000円でした、本体はずっしりと重いです、マランツの戦略機だったと思います。
一度壊れたLHH500Rを修理に出しても、CD72aを凌ぐ可能性は低いと思います。
私はCD‐72aを今までに三台使用して参りましたが、一度も期待を裏切られる事はなかったのです、今回のものは珍しくリモコンが付属されておりました。
改造したものや、個人の思い入れでバージョンアップしたものならば、購入しませんでした。
音はエッヂ(輪郭)がたち、スピードも速く、低音がトロくありません。販売当時より高かったですが、それが未だに人気があり優れてる証だと思います。
私が34歳の頃、確かブラックもゴールドも共に実売価格は39800円でした。
良い買い物しました。
最近の嫌な疲れが一気にぶっ飛びました、ありがとう、マランツ。