スリーウェイオールマルチ
このお話は実際は何日か前のお話で、実際のウエスタンスピリッツは更に先へ進んでおります。
先ず、私が何故マルチラックを作ったのかですが、パワーアンプを他の機材と分けたかったからです、そして、安定したオーディオケーブルを作りたいからです、その為に、スピーカーからの振動を極力避けたかったからです。
遂に総てのスピーカーケーブルを繋ぎました、まだJBL LE85のダイアフラム RADIAN(ラジアン)が来ないので、ケーブルはジョイントで音は駄目ですが、それでも音がスッキリしました、低音が、奥の方からぐっと前に出てきて、全体的に音が近くなりました。
マルチの音はすっきりしていて広がりがあります。
CDもアナログもバランスよく上手く鳴ります、再生可能周波数が広く、スピードが早いので、ソースによってはたまにビックリします。
四日市のKさんにご指摘を受けたCDプレーヤーのノイズカットトランスの電源ケーブルは、まだ発売はしていませんが、ウエスタンスピリッツ製(1.6㎜PEW単線にリネン巻き平行ハーネス)に交換しました。
さあ、後はダイアフラムが届くのを待つのみです。
付帯音がかなりなくなり、柔らかな中に音のエッジがしっかりあり、音場を感じます、とても清らかで穏やかで、気品や底力を感じます。
今バロックを聞いてます、ツィーターの音は滑らかになり、スムーズにドライバーと繋がり、その結果ウーハーの鳴り方が整いました、ツィーターがしっかりすると、ウーハーの鳴り方に抑えが効くのです。
そして、コリンデイビス指揮のストラビンスキーの火の鳥を聞きました、実にたくさんの楽器が鳴っているのですが、総てはしっかり分離して、とても小さな定位で鳴っているのですが、地の底から鳴るような低い低音が勢いよく鳴ります。
更に一時間鳴らしていると、まだジョイント接続のスピーカーケーブルなのですが、かなりの音質になって来ました、オールマルチは想像通り良いようです。
しかし、配線も張り替えたばかり、暫く眠っていたパワーアンプはまだ鳴ってるとはいえず、ヨチヨチ歩きの雰囲気です。
しっかりするまでに一ヶ月と言うところでしょうか、とにかく五十六歳の体は、もうガタガタです、疲れました。
ウエスタンスピリッツはハンドメイドのケーブルを作る会社です、マルチにしたのも出来上がったケーブルをしっかりしたシステムに繋ぎ検証するためです、良い音を鳴らせない人に、優れたケーブルを作る事は出来ないと個人的に思うからです。
とにかく、一応はめでたしめでたしではないでしょうか。