オーディオは電源が命である。
オーディオに限らず総ての電気製品は電源が命だ。
電気は部屋の外で、ある程度ブレーカー迄がしっかりしていれば、部屋の壁コンセントから先でじたばたしてもあまり変わらないと話す人がいる。
それは大きな間違いである、オーディオが置いてある部屋の壁コンセントからの電源ケーブルをウエスタンスピリッツの電源ケーブルに変えたら、音が激変したと嬉しいお言葉をいただく、それはこの際、本題から外れるので省くが、ならばと部屋のプレーカーを懐中電灯で照らし、よく見てみた、この部屋は賃貸マンションである、築30年は建っているとても貫禄のある部屋だ、おおもとの接点は錆びてえらい事になっていた、電源を一旦総て落とし、端末を外してみた、ショートしないように、気を付けて絶縁テープで巻いて平ラグ端子も総て新しく交換した、新しい端子も磨いて作業終了、さて、その音の変化に目を見張った、平ラグ端子を交換するとき、当然錆びたケーブルも新しい所をむきなおしコンパウンドで磨いた、低域は引き締まり、滑らかな中域になり、エネルギーにみちあふれ高域はスムーズにのびた、全体的に元気で静かになり、音像が小さくなる。
私は、これを生業にしているから行ったが、危ないので個人の責任に於て行っていただきたい。
それと、ここは集合住宅だから尚更だが、普通の戸建ての家も実は電気はかなり汚れている、直に部屋の壁コンセントから電源をとっても構わないが、オーディオを突き詰めようとするならば、壁コンセントとオーディオ機器の間には断線タイプのトランス(単巻きでなく一時側二次側のあるもの)を入れなければ、音はよくならない。
それはなぜか?
そのトランスで汚れた電気を綺麗にする事が大切だ。極論を言えばノイズは完全にはとりきれないが、かなりの音質向上になる。
力強く綺麗な音になる。
そして先に話した電源ケーブルは音が物凄く変わる。変化の仕方は確かに他のものを変えたのとは変わり方が違うが、読んで字の如し、電気の源である。
また話すがこれが分からないようではやはりオーディオは無理だと私は思う。
鳴らないんではなくて鳴らせないだけなのだ。
いつも話してる接点の問題だ。
そこがしっかりしてないと、オーディオはどうにもならない。
次にスピーカーケーブルの端末にコンパウンドを使い綺麗に錆を落として配線しなおすとやはり激変する。お客様はウッドベースとエレキベースの差がリアルに分かったと話していた。
やってみてちょっ。