マルチシステムの音がまとまって来た
私は過去にマルチシステムを否定してきました、そして、LCネットワークで悩み苦しんで何とか完成させました、それでもあと少しの所で限界を感じたのです。
それはレベル調整です、R1 R2の固定抵抗でレベルを決める為、その間の抵抗が部品規格に無いため揃える事が出来ないのです。
ローカットコイルを作り細かくアッテネーターにする選択肢もありましたが、大変な労力が必要になる割には、やはりレベルを決めるのは大変な時間がかかると思い、もっと簡単なマルチシステムに再び挑んだのです、「今なら出来る」そんな予感はありました。
ネットワークで音を掴むことが出来たので、自信はあったのです、でもマルチシステムは過去に失敗しています。
パワーアンプとスピーカーユニットの間に、コイルもコンデンサも抵抗も入らないマルチシステムが、LCネットワークに劣る訳がないとの結論に至った訳です。
そして、チャンネルデバイダーだけはパイオニアにしましたが、プリとパワーアンプは同じNIKKOで揃えたのです、ここからが肝心なところです、パワーアンプはNIKKOのM‐204で総て統一したのです、これがマルチシステムの王道だと思います。
しかしチャンネルデバイダーも同じNIKKOが良いにきまっていますが、NIKKO電子は、あまり販売網を持っていなかったので、中古市場にほとんど出て来ないのです、精神衛生上あまりよろしくありません。
しかし、いつか見つかるでしょう。
でも、ウエスタンスピリッツでは、LCネットワークの時よりは付帯音がなくなり、音が端正になり、スピーカーが鳴ってるとは思えない様な低い低音が軽々と重厚に鳴ります、ただし良い音になるまでに多少時間がかかります。
マルチにして無限大の調整がしやすくなり良かったです。
しかし、中古は故障が多く大変です。