どこまで鳴らせるのか?
初めて聞いたJBL4560BKの音は、それはそれは酷い音でした、しかし私はその神秘的なフォルムに魅せられ、いつか鳴らしてみせると35年前に向き合いました。
そして基準を掴もうと、良い音を鳴らしていると評判のスーパーマニア宅をたくさん訪問し、聞かせていただきました、しかし、どこに伺っても私の求める理想の鳴り方ではないのです、多分これからも。
しかし、使ってる機材だけはみなさんご立派でした、どれもみなさん基準がないのが分かります、思い入れが強く独特な帯域バランスになっているからそう思うのです。
今しっかり鳴らせてみて思うのは、そのご立派な高級機材を今の私が揃えたら、どうなるのかを考えたのです、やはりシャンパーニュもそうですが、値段イコール味で、みなさんが購入しやすい2万円位の所に良いシャンパーニュがめじろ押しなのです。
値段は違うけれど、オーディオも多分シャンパーニュと似たようなものだと感じるのは私だけでしょうか?私はお金がないと言う事を骨身にしみて経験したから、銭をドブに捨てる様な事は二度としたくないのです。
私がこのまま止まっているとは思えませんが、多分これが56歳と言う年齢を考えるに、人生最後の買い物になると思います。
ですから選ぶ商品は、間違いのないものを過去の経験を生かしコンセプトを持って探したいのです。
私は個人的に大手のオーディオメーカーをあまり信用してないところがあります、小さな会社でも、あまり思い入れの強くない、本当に優れたシンプルな製品を製造されてるところから購入しようか考えおります。
独特な音でなく、使ってきたNIKKO電子を現代に蘇らせたかの様な、出力の小さな癖のない肉厚な音のアンプが欲しいのです。
変なものを使っていては、作るケーブルも独特な音になり良くないと判断したのです。
私は癖のないケーブル作りを目指しております。
なのでシステムをしっかり鳴らす必要があるのです。
そして、オーディオが本当はどこまで鳴るのか、その真実を鳴らしてみたいのです。