癖のないケーブル
付帯音や妙な響きが付かず、閉塞感のない爽やかな品格のある滑らかな音のケーブルが作りたかったのです。
しかし何故だか私は昔からJBL4560BKを使って来たのです、ズバリデザインが好きなのです、本当はどんなスピーカーでもそれなりに上手く鳴ると今なら言えますが、そんな私を嘲笑うかのようにJBLは鳴ってくれませんでした。
でも苦心惨憺36年かかりやっと本当のJBLの真実を、まだまだではありますが、鳴らす事が出来ました、その少し前から自分の作るケーブルの音質が整って来たように思います。
私はこう思うのです、JBLが鳴らないのではなく、感度が高いユニット故にこちらのお膳立てが出来てないと上手く鳴らないのです。
しっかりさせたら意外とあっさり鳴ったのです、これまでの写真をご覧になった方はお分かりでしょうが、私と千葉のIさんは徹底的なのです。
お互い中途半端は嫌いなのです、低磁束ノイズカットトランスを部屋に八台ですよ?実際に見た方はあまりいらっしゃらないと思います。
オールマルチシステムですからね、これでパワーアンプがモノラルにでもなれば、私は躊躇なく後三台の低磁束ノイズカットトランスを繋ぐ事でしょう。
私は、あまり外れた特殊な事はしていません、ウーハーは130Aを800Hzから下で使っております。
ドライバーはLE85でホーンはコーラルのAH‐500です、なぜコーラルのホーンなのか?このホーンのカットオフ周波数は250Hzと低いのです、ウーハーと、とても上手く繋がります、これは800Hzから8000Hzで使っております。
ツィーターはエール音響のMODEL 1710Beで、8000Hzから上で使っています、ツィーターの鳴り方はドライバーやウーハー迄完全支配します。
この様な端正な音を鳴らし出来上がったケーブルを繋ぎ聞いてみるとケーブルの特長が実に良く分かるのです、特にプリ~チャンデバ間です。
総てはケーブルを検証するためにJBLをしっかり鳴らす必要があったのです。
そして、癖のない音質のケーブルを作る事がウエスタンスピリッツの最終目標だったのです。