ターンテーブル編
あくまでも主観で語ります。
ターンテーブルを語るには、まず色々な駆動方式を理解しなければなりません。
ターンテーブルの役割は、正確に滑らかな回転をする事です。
そしてセンタースピンドルの下にある軸受けにゴロがないことです、そこには駆動の仕方が絡んで来ます。
次に慣性モーメントと合わせ、重さでスピーカーからの音圧に強いのもメリットの一つです。
以前マイクロの5000番を糸やベルトドライブで使っていたことがありますが、ある周波数でやはり泣きがあったのと、重過ぎるが故に軸受けからゴロが出ました、ワウフラッター(回転ムラ)もありました、ターンテーブルが重すぎて、糸やベルトドライブでは制御出来ない証拠です。
後はアイドラードライブです、小さなリムをターンテーブルの裏に当てて外側に押し付けて駆動しているため、軸受けが常に外側に引っ張られた状態なのです、やはり平らな軸受けもベアリングタイプもゴロが出ました、しかし音は太く力強いです。
昔セイコーから寺垣プレーヤーと言うのが発売されました、方式理論はとても素晴らしいものでした、しかし、さっぱりした綺麗なだけのつまらない音でした。
ダイレクトドライブ、アイドラードライブ、糸やベルトドライブ総てどの駆動方法にも各々に改善のよしはあります。
その中で個人的に選んだのはダイレクトドライブ、Techncs SP‐10MKⅡです、ターンテーブルの重さも適度にあり、回転は0.25秒で定速に入る強いモーターのトルクを有し、軸受けもメンテナンスすればゴロも全く感じません。
下がしっかりしていれば、スピーカーからの音圧に強いのもメリットです、音は少し無機質なところがありますが、回転ムラがなく安定感があります。
ターンテーブルとトーンアームをしっかり動作させるにはキャビネットもとても大切なアイテムです、個人的にTechnicsのSH‐10B3(黒曜石を使用)をチョイスしました、何故かと申しますと、オリジナルなのと黒曜石(十勝石)を使っているからです、興味を持ちました。
ドライブ方式は他にもありますが、その中でも個人的にSP‐10MKⅡに白羽の矢をたてました。
色々な駆動方法がありますが、各自で経験を活かしチョイスされたし、完璧なものはありません、その中で貴方は何をとるかです。
ターンテーブルとキャビネットはとても大切なアイテムだと言えるでしょう。