アナログキャビネット
ターンテーブルやトーンアームを載せるとても大切なアイテムだと思います。
いくら優れたターンテーブルやトーンアームを使っていても、キャビネットがよろしくないと、結局良い音は鳴らせません。
私は若い頃、今と同じTechnics SP‐10MKⅡを使っていた事がありましたが、合板で作っていただいた別注のキャビネットも、レッドコンソール(大阪ケーブル)も良い音しませんでした。
その時はもうTechnics SH‐10B3は生産中止で、在庫もなくなっていたのです、がっかりしました、一時オーディオは壊滅的だった時期があったのです。
今はヤフオクを検索すると結構出品されております、ずっと欲しかったので幻を見たようでした。
落札してターンテーブルとトーンアームを乗せてみると、やはり素晴らしいキャビネットだと改めて感動したのです。
御影石やアクリルや金属の複合体のキャビネットも随分使いましたが、どれも癖があり素材のキャラクターが強すぎます。
その点SP‐10MKⅡを載せる限りにおいてはオリジナルなので、SH‐10B3はとても優れたキャビネットと言えるでしょう。
素材は黒曜石(十勝石)です、今同じに作ったとして、多分実売価格三十万円にはなると思います。
当時から高級品でした。
アナログのキャビネットはとても大切なアイテムなのです。