ケーブルは被膜で音が決まる
やはり肝心です、本日改めて感じました、市販の高級高額ケーブルを総てに繋いでる方のシステムを聞きに伺いました。
手前味噌になりますが、やはりウエスタンスピリッツのケーブルとは比較になりませんでした。
電源が入ってなかったので一時間半の慣らしを経て試聴を行いました。
慣らしの間ずっと聞いてましたが、低音が他の楽器より前に出て来る事、情報量が極端に(四割程度)少なく開放的にならないのは変わらなかったのです。
CDもアナログもそれは一貫していました。
千葉のIさんです、我々は今新たなケーブルのとある実験を行っています、その途中経過の何処かで、分からなくなってしまったのだと思います。
今まではウエスタンスピリッツのケーブルを総てに繋いでいました、ところが一ヶ所市販のケーブルに交換してみたところ、良くなったと感じられたのです、なので一本ずつ増えて行ったと思われます。
つまりウエスタンスピリッツに比べ市販のケーブルは、穏やかで低音が出て聞こえたのだと思います。
Iさんには失礼ながらはっきり指摘致しました、とにかくボケてるとは言いませんが、芸術的でなく聞いていて心が弾まないのです。
つまり無い物ねだりだと思います、これは私も何度も繰り返した事なのです。
なので少し不安を感じたIさんは私を呼んだのだと思います、一人でオーディオやってると、たまにとんでもない帯域バランスになっている事がある典型的な状態です。
差はウエスタンスピリッツはリッツ線で被膜は絹糸です、市販のケーブルはリッツ線ではなく、石油系の被膜です、ケーブルを叩いてみると石油系の被膜は響かないですが、伸びやかさがないのです、叩いたそのものの音になるのです。
私は自宅に帰り直ぐにシステムを同じソフトで聞き直しました、全く違いました、開放的滑らか爽やかで、低音は奥から迫る様に前に出ています。
聞いていると、夜再びIさんからご連絡があり、総てウエスタンスピリッツのケーブルに戻したとの事です。
開放的になり元に戻ったと喜ばれていました、それにしてもIさんの行動力には何時も感心させられます、ただ少しうるさく感じるとの事です、これから改善の余地ありです、ここを今二人で研究しているところです。
Iさん、今回少し高い月謝につきましたね、でもこれは必要な事です、分かった訳ですから。